好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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クラシック名録音106究極ガイド
嶋護[著]
ステレオサウンド刊 2011年5月31日発行
参考: HMV OnlineAmazon.co.jp

いつもお世話になっている友人から「こんな本があるよ」と紹介されて入手しました。まださわりしか読んでいませんが,私にとっても興味深い話がいろいろとありそうです。いくつか持っているディスク,すでに紹介済みのディスクもいくつかあります。この本を読みながら改めて聴いてみたいと思っています。

なお,大部分がアナログ時代の録音で,紹介自体もアナログ盤がほとんどです。

以下,本書に記載されているもので私が以前紹介したものです。

バッハ:ゴルトベルク変奏曲(グレン・グールド)
バッハ,クライスラー,イザイ(アルトゥーロ・デルモーニ) (CD試聴記)
リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」(ライナー指揮/シカゴ交響楽団) (CD試聴記)
チャイコフスキー:交響曲全集(メータ指揮/ロサンゼルス・フィル)
「ヴァイオリン」(アーロン・ロザンド) (CD試聴記)
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バッハ:無伴奏チェロ組曲のミニチュアスコア
ヘンレ社(G. Henle Verlag) HN 9666

ヤマハで購入したスコアです。バッハの無伴奏チェロ組曲は演奏用のフルサイズの楽譜はたくさんあるのですが,ミニチュアスコアはあまり見かけません。演奏用のものは持っていたのですが,普段見るのにミニチュアスコアが欲しかったこと,アンナ・マグダレーナ・バッハの筆写譜の写真コピー(ファクシミリ)が全曲載っていたことから,すこし値段が高かったのですが,購入しました(確か4,000円くらいでした)。

第五番は第1弦をAからGに1音低くチューニングするスコルダトゥーラなので,第1弦で弾く音のみを実音より1音高く表記した楽譜(アンナ・マグダレーナ・バッハの筆写譜はこの表記になっている)と,実音で表記した楽譜の2種類が載っています。

同社からはバッハの無伴奏ヴァイオリンのミニチュアスコアも出版されていますが,確かこちらは自筆譜の写真コピーは載っていなかったと記憶しています(なので買わなかったと思う)。フルサイズでは自筆譜の写真コピー付きはあるようなのですが,ミニチュアスコアでは見たことがありません。あればぜひ欲しいと思うのですが。

[書籍][スコア]
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シベリウス:交響曲第六番のミニチュアスコア
EDITION WILHELM HANSEN No.3343B
参考url: amazon.co.uk

シベリウスの交響曲の中ではこの第六番が一番好きなので,以前よりヤマハに行くたびに探していたのですがなかなか見つからずもうあきらめていたのですが,もしやと思いamazon.co.ukを探してみたところ中古があり,無事に入手することが出来ました。

スコアをきちんと読めるわけではありませんが,眺めながら聴いていると,今まで意識していなかった音符が見えてきたり,いろいろと発見があって楽しいですね。

4/30現在,一つだけマーケットプレイスに出品されています(→amazon.co.uk)。なぜかElectronics & Photoのカテゴリにも出品されていますが,こちらは取り寄せのようです(→こちら)。

P.S. 今 4/30 20:15。ついさっきまであったのに今見たら売れていました...どなたか買われたのかな? →今 20:52,また出品されていました。気のせいだったのかな?

[書籍][スコア]
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果樹園のセレナーデ (Kilmeny of the Orchard)
ルーシー・モード・モンゴメリ著 (Lucy Maud Montgomery)
村岡花子訳
新潮社
参考url: 新潮オンデマンドブックス

あの「赤毛のアン」の作者モンゴメリの実質的な処女作ということです。発表されたのが1910年ということですので,ほぼ100年の作品になります。口がきけず世間から隔絶されて育てられたキルメニイという少女に,病気の友人の代役でプリンス・エドワード島の中学の臨時教師として赴任してきた青年が恋をする話です。

なぜこのような少女趣味の恋愛小説をここで持ち出したのかといいますと,ポリーニのショパン練習曲集と同様,高校三年の時にクラシックの世界に足を踏み入れるきっかけとなったものの一つで,この際触れておこうと思ったからです。しかも,この小説は私がヴァイオリンを始めるきっかけとなったものです。

この小説では,主人公の一人であるキルメニイという少女がヴァイオリンを弾くという設定になっています。その描写に「ヴァイオリンっていいなぁ」と単純な私はすっかりヴァイオリンが好きになってしまったのでした。で,大学の学校案内をみるとオーケストラがあって,しかも初心者歓迎と書いてある。きっとヴァイオリンも初心者を受け入れてくれるはずだ!と思い,無事大学に合格し,入学してすぐにオーケストラに入れてもらってヴァイオリンを始めたのでした。

楽譜がろくに読めないところからのスタートで本当に苦労しましたが,三回生の時には第二ヴァイオリンの首席も経験させてもらえましたし,四回生,大学院では第一ヴァイオリンも弾かせてもらえました。弦楽四重奏やアンサンブルもいろいろと経験させてもらえました。学生の時に本当に貴重な音楽体験をさせてもらえたと思っています。

それにしても,なんで受験勉強中にこんな本を手に取ったのか,もう全く記憶にはありませんが,こんな一冊の本で人生って狂ってしまうんですね(^^;。なんともお恥ずかしい私の若い頃のお話でした。

なおこの本ですが,とっくの昔に絶版になっているようですが,新潮オンデマンドブックスというシステムで紙の本として読めるようです。こんなシステムがあるとは知りませんでした。
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(a) 弦楽器のしくみとメンテナンス[マイスターのQ&A]
(b) 弦楽器のしくみとメンテナンス2[マイスターのQ&A]使いこなし篇
佐々木 朗[著]
音楽之友社
参考url: 佐々木ヴァイオリン製作工房,HMV Online (a)icon,(b)icon,Amazon.co.jp (a),(b)

ヴァイオリンをはじめとする弦楽器の機構的な疑問やメンテナンスに関する様々な内容に関して,Q&A形式で解説されています。特に最初の方は弦楽器に対する誤解や先入観をぬぐい去ることに躍起になっておられます。著者のその姿勢は,例えば,ストラディヴァリウスは「単なる優れた楽器」であり,それが製作者への最大の賛辞であると言い切っているところにも端的に現れています。そしてその理由をきちんと納得性のある形で提示しておられます。

著者の佐々木さんは弦楽器製作者ですが,理系の大学を卒業後,この道に進まれたということで,そういうこともあってか,純粋に技術者(科学者)視点で弦楽器を冷静に客観的に見つめておられます。

まだ全てを読み切っていませんが,弦楽器のしくみに関する正しい知識を得られる数少ない手引き書であると思います。少なくとも私は,理系の視点で見て,この本以外に信頼に足る日本語の弦楽器に関する書籍を知りません(あったらぜひ教えて欲しい...)。

この本の内容は,著者の公式Webサイトである佐々木ヴァイオリン製作工房でも公開されています。また,それ以外にも興味深い記事がいろいろと出ていますので,ご興味があればまずこちらからどうぞ。

[書籍][弦楽器]

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