好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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ブルックナー:交響曲全集
ダニエル・バレンボイム指揮/シュターツカペレ・ベルリン
2012年6月 ウィーン,ムジークフェラインザール(No.1-3),2010年6月 ベルリン,フィルハーモニー(No.4-9)
00289 479 6985 (P)2014 Peral Music/Deutsche Grammophon (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

つい出来心で手に入れてしまったボックスセット(^^;。これもまだ聴き始めたばかりでこれからじっくりと楽しみたいと思っているのですが,演奏としては癖がなくノーマルな印象で私のようなブルックナー初心者が聴くには良いのではないかと思いました。

肝心の録音なのですが,残響は多めで少し遠くから録ったような印象を受ける録音です。直接音比率は低め,左右方向の広がりがあまりなく,個々の楽器も分離せず,質感も感じ取りにくく,少々もどかしいです。音の伸び,ヌケも良くありません。オーケストラの録音としてはまあ標準的なのかなとは思いますが,私としてはやや魅力に欠ける録音だなと。せっかくの良い演奏がこの録音では...もったいないと思います。ちょっと残念。

タグ : [交響曲]

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ブルックナー:交響曲全集
シモーネ・ヤング指揮/ハンブルグ・フィルハーモニー管弦楽団
2006-2015年 ハンブルク,ライスハレ
OC 026 (C)2016 OehmsClassics (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

10年近くの年月をかけて完成された全集で,改訂版の多いブルックナーの交響曲において基本的に初稿で構成され,習作の扱いを受けている第00番,第0番を含む,という特徴のある全集です。このあたりは皆様の方がよくご存じだと思います。この中で第4番は以前取り上げていました(→こちら)。私はブルックナーはほとんど聴かないのですが,このブルックナーは録音が結構良かったので,これを機会に全集を買って聴こうかどうしようかと長い間悩んでいたところ,たまたま少し価格が下がっているのを見つけたので思い切って入手することにしました。

まだほんの一部しか聴けていませんが,斜め聴きした限りでは,録音が長期にわたっているにもかかわらず概ね印象は揃っており,多少のばらつきはあるものの,そこそこ良好に思えました(このあたりは聴き進めていくうちに変わっていくかもしれません)。時間をかけて少しずつじっくりとブルックナーを味わってみようかと思います。
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ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(1874年第1稿版)
シモーネ・ヤング指揮/ハンブルグ・フィルハーモニー管弦楽団
2007年12月1-3日 ハンブルク,ライスハレ
OC629 (P)(C)2008 Oehms Classics (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

ご承知の通り,私はブルックナーとマーラーはほとんど聴きません。辛うじてこのブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」は学生の時に演奏したことがあって親しみがあるという理由だけでたまに聴く程度です。ということで久しぶりにこの曲を聴いたのですが,この第1稿,よく知っている版と全然違うので戸惑いの連続でした。別の曲?と思うくらい違う楽章もありますね。確かに興味深いのですが,その後の版を聴いたあとでは,整理されてないというか,落ち着かないというか,やっぱり改訂後の方が良いかなと思いますね。

さて録音なのですが,ブルックナーの録音としては残響は抑え気味,マイクポイントは少し遠いのか楽器の質感は弱めですが,左右の広がり感,スケール感がそこそこあり,分離も悪くないので,全体のサウンドの作りの印象は良いです。音色も曇ったりせずバランスも良好です。私の好きな録音とは少し違うのですが,これならまあ良いかなと思います。

分売ではSACDハイブリッドでリリースされていましたが,つい先日CD版ですが実売4,500円程度で全集がリリースされたんですね(→Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Online)。手に入れるかちょっと迷っています。でも手に入れても結局ろくに聴かずに終わってしまいそうな気もするし...(^^;
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ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(1885年ハース原典版)
ベルナルト・ハイティンク指揮/シカゴ交響楽団
2007年5月10-15日 シカゴ,シンフォニーセンター,オーケストラ・ホール
CSOR901704 CSO RESOUND (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

Apple Musicでの試聴です。ブルックナーは普段ほとんど聴かないので,今回は録音のコメントのみです。

この録音は残響がかなり控えめで(もちろん少しはあります),個々の楽器の音が自然な音色で質感良く明瞭に捉えられています。ブルックナーというと残響が豊富な環境で聴くイメージがあるので,このような録音では面白さが半減するかと思いきや,さにあらず。残響が控えめでも結構楽しめるやん。少なくとも私にとってはブルックナーであっても好録音の方向は変わらないということが確認出来ました。

やや音は粗くオーディオ的なクオリティはそんなに高くないかもしれませんし,帯域バランスとしてやや低域が弱く,高域がうるさめで腰高な感じはありますが,オーケストラの音楽をストレスなく気持ちよく聴ける好録音でした。

なお本盤は通常CDの他にSACDハイブリッドでの発売もあります。
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ブルックナー:交響曲第八番ハ短調
オイゲン・ヨッフム指揮(Eugen Jochum)(Conductor)
シュターツカペレ・ドレスデン(Staatskapelle Dresden)
Recorded: 3-7 November 1976: Lukaskirche Dresden
CE28-5847 東芝EMI株式会社 (国内盤)
好録音度:★★★☆
参考url: HMV Online(全集)icon

ヨッフム2回目の全集の中の1枚です。HMV Onlineの全集の紹介文iconによれば「当全集は,わが国におけるヨッフムの名声確立の決定打となったもの」とのことです。

ブルックナー初心者なので,この曲の素晴らしさ,この演奏の素晴らしさをまだまだ理解出来ていません。もう少し継続して聴いていきたいと思っています。

それにしても残念なのがこの音質! パッと聴いた感じは弦楽器の質感もそれなりに感じられて悪くなかったのですが,フォルテシモが何となく抑圧された感じがあるのと,鮮度が今ひとつ良くない感じがして,どことなくすっきりしません。ダイナミックレンジが圧縮されているのかもしれません。

HMVを見る限り分売およびこれを含む全集は現在入手がしづらい状況のようです。こんなに定評のある盤であっても廃盤になってしまうところがクラシックの悲しいところですね...

タグ : [交響曲]

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ブルックナー:交響曲第九番ニ短調
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮(Herbert Blomstedt)(Conductor)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(Gewandhaus Orchestra, Leipzig)
Gewandhaus, Leipzig, January 1995
POCL-9862(448 816-2) (P)1996 The Decca Record Company Ltd. (国内盤)
好録音度:★★★★
参考url: HMV Onlineicon

ブルックナーも普段ほとんど聴きません。第九番を聴くのはおそらくこれが初めてです。ですので,今回も録音のみのコメントです。

ダイナミックレンジが広く,残響も抑えられていて明瞭感があり,オーケストラの録音としてほぼ満足できる出来です。DECCAらしい好録音だと思います。しかし,私としてはやっぱりもう一歩踏み込んで弦楽器の質感をしっかりと捉えて欲しかったところです。綺麗にまとまっていますが,遠目で眺めているからとも思います。私はもう少し近くで肌触りを感じたいです。

このCD,残念ながら廃盤のようですね。amazon.co.jpでは,べらぼうに高い価格で中古が出ています。驚きました。ArkivMusicではArkivCDですが,普通の価格で出ています。

タグ : [交響曲]

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