好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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SKY
Butter Dogs
hatao(アイリッシュ・フルート),本岡トシ(バウロン),福江元太(ギター)
BD-001 (P)2006 Tokyo Irish Company (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

ブログ読者の方からご紹介いただいたアイリッシュ・ミュージックのディスクです(有り難うございます)。すでに解散されたとのことですが,関西圏で活躍された日本のバンドとのことです。アイリッシュ・フルート,バウロン(アイルランドの片面太鼓),ギターの3人の構成で,本格的でかつ日本的に洗練されており,技術力も素晴らしくスリリングな演奏を聴かせてくれます。これほどの演奏ができる日本のバンドがあるとは!うれしくなります。

メンバーは皆さん現在もそれぞれ精力的に活動され,ご活躍されているようです。機会があれば聴いてみたいと思います。

hatao氏 Webサイトhatao & nami
本岡トシ氏 Webサイト(トシバウロン)
福江元太氏 Webサイト

大好きなケルティック・ハーピスト,メイヴ・ギルクライスト(Maeve Gilchrist)の動画がYouTubeにアップされていたので紹介します。タップダンサーのニックさんとの共演です。どちらの曲も素敵です。





これは弾き語りです。



長調に転調する後半が大好きなんですよね。

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ケルティック・ハーピストのメイヴ・ギルクライストの最近の動画をふたつ。

ひとつ目はタップダンサーとの共演ですが,曲が良いですね。



ふたつ目はケルティック・ハープらしい作品です。



そろそろ新しいアルバムを出して欲しいです...

タグ : [YouTube] [ハープ]

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旅にまつわる物語 - The story about journey -
トリコロール tricolor
八ヶ岳 星と虹レコーディングスタジオ
TOIC-012 (国内盤) 2015年3月発売
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
日本のアイリッシュバンド,トリコロールの2年ぶり4枚目のアルバム。2枚目の“B&B”,3枚目の“Good Morning, Liffey”は以前紹介してきました(→こちら)。私は番組を見ていなかったので全く知らなかったのですが,NHK連続テレビ小説「マッサン」劇中曲に参加したとのことです。

この4枚目のアルバムでは,梅田千晶(Harp),野口明生(Uilleann Pipes, Whistle),渡辺庸介(Percussion)が参加しています。以前のアルバムよりも音楽のヴァリエーションが広がり,よりJ-POP的に洗練されてきたところもあり,ほのぼのとした雰囲気が好きだった私としてはちょっと微妙なのですが,もちろんそういった曲も含まれるので,それらを楽しん聴いています。

一つだけ,このアルバムに苦情があります(^^;。解説書に1曲1曲へのコメントが書かれているのですが,この文字が極端に小さい上にグレー文字でコントラストが低く非常に読みづらいのです。保険の約款よりもひどい... 同様の指摘を古典四重奏団のモーツァルトのハイドンセットベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲集でもしましたが,これに限らず日本盤の解説書は文字が小さすぎるのが多いと思います。

このアルバムのコメントはもう作品の一部と言って良いと思います。文字は紙面のデザインを構成する模様ではありません。心地よく伝わってこそ価値があります。なのになぜこんな苦痛を感じながら作品を鑑賞しなければならないのか,と思ってしまうのです。

私は近眼ですが老眼は緩くまだ細かい文字も読める方ですが,それでもこの解説書の文字は見た瞬間に読む気が失せてしまいました。若い人たちだけでなく,私たちのような中高年ファンもいることをご配慮いただきたい。次回作では改善を望みます。(という私のこのブログも文字が小さいですね...ごめんなさい)

トリコロール公式Webサイト

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アコースティック・クラシックス Acoustic Classics
リチャード・トンプソン Richard Thompson
2014年9月発売
BSWCD002 (P)(C)Beeswing Records (輸入盤)
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
リチャード・トンプソンは英国出身のフォーク・ロック・ミュージシャン。彼自身の作品を,ほぼ全曲アコースティック・ギターの弾き語りでセルフカヴァーしたものです。

恥ずかしながら私は彼のことをつい最近まで名前すら認識がありませんでした。ケルティック・ハーピストのメイヴ・ギルクライストが彼の“Beeswing”という曲をハープの弾き語りで歌ったYouTube動画で知り,作者自身の演奏を聴いてみたいと思って入手しました。

渋い。味わい深いギターと歌声。そしてそれが素晴らしく格好いい。これは本当に良い音楽を見つけたと嬉しくなりました。

こうやって私の音楽鑑賞はつながり広がっていく...

彼の“Beeswing”をYouTube動画で。

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もう何度も紹介しているケルティック・ハーピストのメイヴ・ギルクライストと,ブルーグラスの大御所フィドラーのダロル・アンガーが共演したYouTube動画をもう一つ紹介します。教会で行われたミニ・コンサートのようで,タップダンサーとの共演がメインですが,途中で2曲,ダロル・アンガーが出演します。



画質も音質もそれほど良くないビデオですが,演奏が観られるのは貴重で嬉しいことです。トータル1時間49分ほどの長いビデオですので,自分が鑑賞しやすいように,以下,気に入った曲へのリンクを張っておきます(YouTubeのサイトへ飛びます)。

[各曲へのリンク]
(1) Waves (タップダンサーとの共演)
(2) Sandhunter (タップダンサーとの共演)
(3) City in the North (弾き語り+タップダンサーとの共演)
(4) Peerie Joel's Waltz 他2曲 (メドレー,タップダンサーとの共演)
(5) 曲名不明 (タップダンサーとの共演)
(6) 曲名不明 (ダロル・アンガーとの共演
(7) 曲名不明 (ダロル・アンガーとの共演
(8) 曲名不明 (タップダンサーとの共演)
(9) 曲名不明 (タップダンサーとの共演)
以降省略...

タグ : [YouTube] [ハープ]

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Song of Delight
メイヴ・ギルクライスト Maeve Gilchrist (Celtic Harp)
April-October 2010
AMA1066 2 (P)(C)2011 Adventure Music (輸入盤)
参考: Amazon.co.jpHMV Onlineicon
ケルティック・ハーピスト,メイヴ・ギルクライストの2011年リリースのアルバム。ベースとのアンサンブルとヴォーカルが中心で,フィドルがサポート的に加わります。かなりジャズ色が強いアルバムで,先に紹介した最近の二枚のアルバム“20 Chandler Street”,“The Ostinato Project”とはだいぶ趣が異なります。トラッド色,ケルティック色はあまりありません。

ジャズはあまり聴かないので最近のトラッド的なアルバムの方が好きなのですが,ケルティック・ハープの弾き語りによるジャズなどあまりないと思いますから,これはこれで楽しめました。大御所フィドラーのDarol Angerが少しだけ控えめに参加しています。私としては彼がもっと対等にやり合っているアルバムを期待したいのですが...(と,メイヴさんにメールでリクエストを出したのですが,これについてははぐらかされてしまいました(^^;)。

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スコティッシュ・フィドラーのアラスデア・フレイザーと,トラッドのチェリスト,ナタリー・ハースのデュオのYouTube動画です。少し前に紹介したアルバム“アバンダンス”に収録されている曲を弾いています。これが好きなんですよねぇー。



同じコンサートの中で演奏された,これも“アバンダンス”に含まれるいい曲です。
Alasdair Fraser and Natalie Haas (2/6) - Farley Bridge, Grand Etang, Hull`s Reel

これはナタリー・ハースの刻むダイナミックなリズムが何とも言えないアンコール曲。
Alasdair Fraser and Natalie Haas (6/6) - Encores 2

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Wood Works
デンマーク弦楽四重奏団 The Danish String Quartet
Kirsten Kjær Museum, John's Hall, 4-7 September 2013
8.226081 (P)(C)2014 Dacapo Records (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
デンマークの伝統音楽(Nordic folk tunes)を弦楽四重奏で演奏したアルバム。彼らはクラシックの演奏家ですが,トラッド演奏のニュアンス,リズム感を理解して弦楽四重奏という形態とうまく融合させているところがなかなか良いと思います。楽しいダンスチューンもあれば愁いを帯びた心に響く曲もあります。トラッドも弦楽四重奏も好きな私には本当に嬉しいアルバムです。個人的にはもう少し楽しいフィドルチューンが多かったら最高なんだけどなぁと思いますが。ほとんどの曲は彼ら自身の編曲のようです。

このアルバムを知ったきっかけは最近よく観ているNPR Music Tiny Desk Concertの次のビデオです。このアルバムに含まれる曲を演奏しています。2曲目(8:45頃から)に演奏される“Sekstur from Vendsyssel — The Peat Dance”が楽しくて好きですね。最初の“Sønderho Bridal Trilogy Parts I & II”も良いです(特に後半)。

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The Ostinato Project
メイヴ・ギルクライスト Maeve Gilchrist (Celtic Harp)
released 14 January 2013
品番なし (C)maevegilchristmusic (輸入盤)
参考: Amazon.co.jpOfficial Web Site
最近お気に入りのケルティック・ハーピスト,メイヴ・ギルクライストの初めてのハープ・ソロ・アルバムとのことで,全てヴォーカルのないハープ・ソロで演奏されています。作曲も1曲を除いて彼女自身によるものです。曲名もなく曲番号しか付いていません。

曲調は,ケルティックをベースにしたニューエイジ風の曲作りではありますが,ミニマルミュージック風でもあり,少しあれっ?と思うような不思議な和声がまれに入っていて現代音楽的なところもわずかにあります。全体としてハープの神秘的な響きを活かした曲作りとなっていて,最初は少し取っつきにくいところはありましたが,何度も聴いているとこの魅力に少しずつ取り憑かれてきます。アルバムタイトルの“Ostinato”とは,Wikipediaによると「ある種の音楽的なパターンを続けて何度も繰り返す事をさす。」ということで,なるほどなと思いました。

この人の音楽は本当に多彩で他のアルバムとまた異なる内容になっていてジャンル分けに困るのですが,まだまだいろいろと挑戦中で自分の音楽を築き上げる過程にあるのかなと思います。これから先どのような音楽を聴かせてもらえるのか,本当に楽しみです。

紹介済みのアルバム:
20 Chandler Street

タグ : [ハープ]

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20 Chandler Street
メイヴ・ギルクライスト Maeve Gilchrist (Celtic Harp)
Dimension Studios in Boston, February 2013
AMA1085 2 (P)(C)2013 Adventure Music (輸入盤)
参考: Amazon.co.jpHMV OnlineiconOfficial Web Site
先日YouTubeの動画を紹介した最近お気に入りのケルティック・ハーピスト,メイヴ・ギルクライストの2013年のアルバム。このアルバムでは,Aidon O'Donnel(Bass),Duncan Wickel(Fiddle)とのアンサンブルが中心で,その他何人かのゲストが参加しています(フィドラーのダロル・アンガーも1曲だけ参加)。

ジャンルが何になるのかよくわかりませんが,トラッド(ケルティック)とニューエイジ(今でもこの言葉は使われるのか?)の中間のような音楽で,ヴォーカルが入る曲が2曲あり,その他はインストゥルメンタルです。

このアルバムには,YouTube動画を紹介した“City in the North”,“Peerie Joel's Waltz”,“Waves”,も収録されています(残念ながら一番聴きたかった“Bee's Wing”は収録されていませんでした)。いずれもハープを中心にしたアンサンブルでの演奏です。ハープの演奏が素晴らしいのはもちろんのこと,曲も親しみやすいものが多く,心が安まります。共演のフィドルがちょっと弱いのが残念ですが...

それにしても,久しぶりにいい音楽に出会いました。すでに紹介済みですが,良かったYouTube動画へのリンクを再度載せておきます。

[YouTube動画]
Darol Anger & The Furies "City In The North" (Maeve Gilchrist) >Darol Angerとの共演
"Peerie Joel's Waltz" Maeve Gilchrist >ハープソロ
Waves >タップダンスとの共演
Maeve Gilchrist sings Beeswing by Richard Thompson >ハープ弾き語り,これが最高

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Maeve Gilchrist

タグ : [ハープ]

この連休はメイヴ・ギルクライストのケルティック・ハープにはまってしまいました。時間があると美しいハープの音色に耳を傾けていました。すでに昨日紹介済みですが,2つの動画を埋め込みで再度紹介します。

一つ目はハープ独奏。



もう一つはタップダンスとの共演です。



音楽が美しいのはもちろんですが,弾いている仕草まで美しいですねぇ。また,リズム感の良さも光っています。このノリはクラシック音楽ではなかなか得られません。とても気持ちの良い音楽です。オーダーしているディスクの到着が本当に待ち遠しいです。

このハープはペダルがないので転調するときは各弦に付いているレバーを操作するんですね...

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最近のお気に入りアーティスト,ケルティック・ハーピストのメイヴ・ギルクライストがブルーグラスの大御所フィドラー,ダロル・アンガーと共演したビデオがありました。ファンとしてはとても嬉しいビデオです。これもいい曲ですねぇ...素晴らしい。私の再生環境では音割れがしてあまり音声品質がよくないのが残念ですが。



そして,ダロル・アンガーのフィドルがフィーチャーされたビデオもありました。ハープでブルースというのも珍しいですね。



あと,タップダンサーとの共演もありました。神秘的な美しさを持つ前半,快活でスピード感あふれる後半,聴き所が満載です。
http://www.youtube.com/watch?v=xr0u-HIRiMY

これはアコースティックギターとの共演で弾き語りに重なるコーラスが素朴で美しい佳演。
http://www.youtube.com/watch?v=j65P-SqftJg

これはヴァイオリンとベースと組んだ"The Maeve Gilchrist Trio"での演奏。
http://www.youtube.com/watch?v=hI7bs8Uwb1w

美しいケルティック・ハープのソロ曲"Peerie Joel's Waltz"。
http://www.youtube.com/watch?v=qwH4pQXutuI

魅力的な演奏がいっぱい見つかりました。Youtubeに感謝です。ディスクを2枚手配したので,手には入ったら紹介したいと思います。

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スコットランド出身?のケルティック・ハーピスト,メイヴ・ギルクライスト(Maeve Gilchrist)のハープ弾き語り。最近この動画がお気に入りでよく観ています。あまり情報がないのですが,Darol Angerとの共演もあるようです。何枚かCDをリリースされているようなので,一つ入手してみようと思っています。立って弾くのですねぇ... Official Web Site

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アバンダンス Abundance
アラスデア・フレイザー Alasdair Fraser (Fiddle)
ナタリー・ハース Natalie Haas (Cello)
Flying Whale Studio, Grass Valley, California
CUL124D (P)(C)2014 Culburnie Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Amazon.co.jpHMV Onlineicon
スコティッシュ・フィドラーのアラスデア・フレイザーと,トラッドのチェリスト,ナタリー・ハースのデュオアルバム新譜。おそらく4作目。もう15年以上もデュオとして活動しているとのことです。ナタリー・ハースは正直,技術的にはそこそこですが,クラシックのチェリストはおそらくやらないチョップ奏法を駆使して見事なリズムを刻み,音楽を引き締めています。これが良いんですよね。大好きです。

このアルバムではピアノ,アコーディオン,マンドリンからブラス,パーカッションまで様々なゲストが参加して賑やかでポップなアルバムになっています。また,多重録音も使っているように思います。個人的にはデュオ中心のスコティッシュの薫りのする曲が好きなんですけどね。でも十分に楽しめます。

録音もスタジオで残響なく極めてクリアに録られていて,この点でもすごく嬉しいアルバムです。これもまたクラシックではまずやらないような録音なのですが,室内楽や独奏をこんな風に録ってくれたらどんなように聴こえるのだろうかと思ってしまいます。それほどに私にとっては痛快な録音なのです。

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Good Morning, Liffey (3rd album)
トリコロール tricolor
2013年4月21日発売
TOIC-007 Tokyo Irish Company (国内盤)
参考: HMV OnlineiconAmazon.co.jpTower Records
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B&B (2nd album)
トリコロール tricolor
2011年3月6日発売
TOIC-001 Tokyo Irish Company (国内盤)
参考: HMV OnlineiconAmazon.co.jpTower Records
トリコロール公式Webサイト

トリコロールは3人組で8つの楽器を使うアイリッシュ・バンド。中藤有花(フィドル,コンサーティーナ),長尾晃司(ギター,バンジョー,マンドラ),中村大史(アコーディオン,ブズーキ,ギター,ティン・ホイッスル)。先日紹介したYouTube動画を見て興味を持ち,ディスクを購入して聴いてみました。

結論から言って,大当たりでした。パトリック・ストリートを彷彿とさせるフィドルとアコーディオンのユニゾンサウンド,ケープ・ブレトン風の前に転がるリズム,メドレーのつながりも絶妙,いやー,本格的です。それでいて独特のほのぼのした優しい雰囲気があります。特に3rdアルバムの“Good Morning, Liffey”が良いですねぇ。よりアイルランド色が濃く,テンポも良くノリの良い曲が多くて楽しいです。

フィドルの中藤有花さんは東京音楽大学ヴァイオリン科を卒業されているということで技術的にもしっかりとしていて安心感がありますが,テクニックをひけらかすことなく素朴な味わいのフィドルを聴かせてくれますね。

これからの活躍にも大いに期待します。

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トリコロール(tricolor)という3人組の日本のアイリッシュバンド。3人で8つの楽器を操るという(フィドル,ギター,アコーディオン,コンサーティーナ,ブズーキ,まではわかった。あとなんだろう? ティン・ホイッスルとか使うんだろうか?)。昨日その存在を知ったばかりで詳しいことはわかりませんが,その素朴でほのぼのとした優しい音楽は私の好きなアイルランドのグループ,パトリック・ストリートに通じるところがあります(アコーディオンとフィドルのユニゾンサウンドも似てる)。また曲によってはナタリー・マクマスターのようなケープ・ブレトン風のトラッドであったりもします。アルバムを聴いてみたくなりました。まず一枚買って聴いてみようと思います。

トリコロール公式Webサイト

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以前,フィドラーのケヴィン・バークとギタリストのミホール・オ・ドーナルのデュオ・アルバム“Portland”を紹介しましたが,おそらくこの頃のものと思われる映像がYouTubeにアップされていました。アルバムに含まれている曲もあります。いやぁ,この独特の素朴な雰囲気がいいですねぇ。こんな映像が残っているなんて奇跡的です。うれしいですねぇ。

曲は“Paddy's Return/Willy Coleman's/Up In The Air”。大好きな曲の一つです。



[YouTube] Kevin Burke and Michael O'Domhnaill

この二人はともにThe Bothy Bandのメンバーでした。最近では,ケヴィン・バークはPatrick Streetに参加しています。ミホール・オ・ドーナルはNightnoiseで活動していましたが,残念ながら少し前に若くして亡くなられました。

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浜辺へ Ashore
ジューン・テイバー June Tabor
Recorded April 2010 at Red Kite Studio
TSCD577 (P)(C)2011 TOPIC RECORDS LTD. (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records
私はよく知らなかったのですが,ジューン・テイバーは英国のトラッド・フォーク・シンガーとして実力があり有名ということです。アルバム毎にテーマを決めて,それに沿った選曲をしているそうで,このアルバムでは「海」をテーマとしています。バックはピアノ,アコーディオン,ヴァイオリン(ヴィオラ),ベースで,ピアノ伴奏とアコーディオン伴奏を使い分けています。それにしても渋い。落ち着きのある大人の音楽ですねぇ。この中ではアコーディオン伴奏の曲の方が雰囲気があって良かったです。

昨日取り上げたシモーネ・ヤングのブラームス交響曲第2番のジャケット写真見ていて,このディスクを持っていることを思い出しました(^^;。全然似てないんですけどね...

このディスクに入っている曲ではありませんが,ギター伴奏で歌うYouTube動画がありましたので載せておきます。マーティン・シンプソン(Martin Simpson)のギターも味わい深いですね。

タグ : [YouTube]

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CrissCross
ブリタニー・ハース Brittany Haas - 5-string fiddle
ダン・トルーマン Dan Trueman - Hardanger fiddle
(P)(C)2012 Brittany Haas and Dan Trueman (輸入盤)
参考: 公式WebサイトAmazon.co.jp
オールドタイム・フィドラーでCrooked Stillのメンバーのブリタニー・ハースとノルウェーのハルダンゲル・フィドル奏者のダン・トルーマンのアルバム。ハルダンゲル・フィドル(ノルウェー語ではハーディングフェーレ)はヴァイオリンよりやや小型の擦弦楽器で,4本の演奏弦に加え駒の下部に4~5本の共鳴弦が張られているとのことです(→ノルウェーの日本語オフィシャルサイト)。

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音楽はというと,ノルウェーの民謡をベースにしているのでしょうか,そういう民族的な雰囲気とブルースと少しだけ現代音楽的な要素が混じったような音楽のように思います。ビートを感じるリズミカルな音楽ではないので楽しいという感じではありませんし,独特の哀愁を帯びた響きのために,かなり渋い玄人好み?(^^;の音楽のように思います。私もまだこの音楽を楽しめるまで馴染めていませんが,このハルダンゲル・フィドルの独特の響きはなかなか面白いと思いました。

左の写真はハルダンゲル・フィドルを持つダン・トルーマン氏。ペグが9個あるのがわかります。どのように共鳴弦が張ってあるのかはよく見えませんが。
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左の写真はブリタニー・ハース&ダン・トルーマン・バンド(左からNatalie Haas, Dan Trueman, Corey DiMario, Brittany Haas, Jordan Tice)
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ポートランド Portland
ケヴィン・バーク Kevin Burke (Fiddle)
ミホール・オ・ドーナル Mícheál Ó Domhnaill (Guitar)
GLCD 1041 (P)(C)1982 Green Linnet Records, Inc (輸入盤)
 愛聴盤  好録音度:★★★★
参考: HMV OnlineAmazon.co.jp
長い間聴き続けている愛聴盤です。

フィドラーのケヴィン・バークとギタリストのミホール・オ・ドーナルのデュオ・アルバム。素朴なフィドルと味わい深いアコースティック・ギターが最高で,哀愁漂う独特の雰囲気が気に入っています。多重録音でユニゾンで音を重ねて独特の響きを出しているのがユニークです(個人的には多重録音などせず一本で勝負して欲しかったと思いますが)。

ミホールは伴奏に徹しているのですが,実はこのギターが大好きなのです。このギターを聴きたくてこのディスクを聴いているようなものです。

試聴: iTunes Store(iTunesが必要です)

で,二人の演奏する動画がYouTubeにありました。奇跡的です!感動!


ミホールの歌も味わい深いです。(アルバムの曲ではありませんが)

タグ : [愛聴盤] [YouTube]

cover picture (a) cover picture (b)

トリーナ Tríona
トリーナ・ニ・ゴーナル Tríona ní Dhomhnaill
(a) GLCD-3034 (P)(C)1984 Green Linnet Records (輸入盤)
(b) CEFCD034 (P)1975 (C)2009 Gael Linn (輸入盤)
 愛聴盤  好録音度:★★★★☆
参考: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records

のちにボシーバンドやナイトノイズのメンバーとして活躍するトリーナ・ニ・ゴーナルが1975年に発表したアルバム。このアルバムの素晴らしさについてもCD試聴記ナイトノイズのページで述べていますので,ご参照いただければうれしく思います。

2009年にデジタル・リマスター盤(b)が発売されていることに気がつき手に入れました。音の鮮度が向上し,より自然な音色になっていました。少し帯域バランスが高域寄りになり軽い感じになっているのは微妙なところです。

それにしてもこのトリーナの若々しく張りのある歌声はいいですなぁ...最後の曲でのミホールのギターのアルペジオも泣かせるし...

YouTubeに2曲目に収められている独唱曲“Na Gamhna Geala”がアップされていました(→YouTube)。

試聴: iTunes Store(iTunesが必要です)
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スカラ・ブレイ Skara Brae
ミホール・オ・ドーナル Mícheál Ó Domhnaill
トリーナ・ニ・ゴーナル Tríona ní Dhomhnaill
モレート・ニ・ゴーナル Maighread Ní Dhomhnaill
ダヒー・スプロール Dáithí Sproule
TRCD0031 (CEFCD 031) (P)1971 (C)1998 Gael-Linn (国内盤)
 愛聴盤  好録音度:★★★★★
参考: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records
のちにボシーバンドやナイトノイズのメンバーとして活躍するミホール・オ・ドーナル,トリーナ・ニ・ゴーナル兄妹が1970年に製作したアルバム(モレートも兄妹)。このアルバムの素晴らしさはCD試聴記ナイトノイズのページで述べたとおりです。このCDはだいぶ前に廃盤になったようなのですが,この2月に再発売されるという(しかも国内盤)。こんなマイナーな音楽が国内盤で発売されるとは驚きです(いったい何枚売れるんだろうか?って私が心配することじゃないですが(^^;)。

音楽も良いのですが,録音も良いのです。といっても単にスタジオで普通に録音しているだけなんですが。こんな普通に録っただけの録音をあえて「良い」と言わなければならないとは...

久しぶりに聴いてみて改めてこのアルバムの良さをかみしめました。解説書によると,彼らが大学生?のときに半日で録音されたという。それでこの完成度の高さ。驚きです。

試聴: iTunes Storeicon(iTunesが必要です)
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フレンズ・オブ・フォール Friends of Fall
クルックド・スティル Crooked Still
BSMF-2254 BSMF Records (国内盤)
(SIG 2043 (C)2011 Signature Sounds Recordings)
参考: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records公式WebサイトBSMF Records
10月28日に紹介した“Crooked Still Live”が大変良く,毎日のように聴いています。そのクルックド・スティルの最新アルバムを入手してびっくり,こんな超マイナーグループ(失礼!)の国内盤があろうとは...結成10周年記念ミニアルバムとのことです(バンド名が「クルキッド・スティル」となっていてちょっと違和感が...)。ビートルズの“We Can Work It Out”を含む7曲が収められています。

解説書で「ボストン発のネオ・ブルーグラス&プログレッシヴ・フォーク・バンド」と紹介されています(少々大げさか)。ボーカルのイーファ・オドノヴァンは,アリソン・クラウスのアルバム“Paper Airplane”にも楽曲を提供しているといことです。妙なところでつながっています。

2012年は1年間ツアー活動を休止するとも書いてありました。残念なことですが新しい音楽をひっさげて戻ってきてくれることを願っています。

最後にこのアルバムに収録されているビートルズの“We Can Work It Out”のライヴ映像です。


気に入っている曲の一つ“Orphan Girl”の別映像があったのでこれも。もうちょっとクオリティが高いと良いのですが...


Circa Paleoという民族音楽のグループのフィドラー,ジェニー・オコナー(Jenny O'Connor)の映像。いやぁ~いいですなぁ...ってオヤジになってしまいました(^^;。



ちょっとカメラぶれがひどくて見苦しいのですが,なかなか良かったので(なにが?...もちろん演奏がですよ(^^;)。



あと,レッド・ツェッペリンのカシミール,雰囲気がよく出ています。

タグ : [YouTube]

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Crooked Still Live
自主制作? (C)2009 Crooked Still (輸入盤)
 愛聴盤 
参考: 公式WebサイトAmazon.com
フィドラーのブリタニー・ハースの参加するブルーグラスのグループ Crooked Still のライヴアルバム。自主制作ではないかと思います。先日紹介した最新のアルバム Some Strange Country ではちょっと地味に聴こえていたチェロが,このアルバムではチョップ奏法が冴え渡りリズムを引き締める素晴らしい活躍を見せています。特に1曲目の Orphan Girl はポップで格好いい曲です。

ライヴで粗はありますが,こういうグループはライヴでこそ本領を発揮しますね。いやぁ,このアルバムは良かったです。当たりでした。

あまり質の良い映像がなかったのですが,フィドルとチェロのチョップ奏法が楽しめるものを載せておきます。

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Some Strange Country
Crooked Still
SIG 2029 (P)(C)Signature Sounds Recording (輸入盤)
参考: 公式WebサイトHMV OnlineAmazon.co.jp
以前,オールドタイムのフィドラーとして紹介したブリタニー・ハースの参加するブルーグラスのグループです。ブルーグラスの標準的な編成からギターとフラット・マンドリンを抜き,チェロを追加するという変則編成ですが,音楽に違和感はありません(ヴォーカルのAoife O'Donovanがギターも弾くようですがほとんどの曲はギター抜きのようです)。結構キャリアがあるのか,これが5枚目のアルバムです。全然知りませんでした。

ブリタニー・ハースをオールドタイム・フィドラーとして紹介しましたが,このバンドの音楽はどちらかといえばモダンな感じのするブルーグラスでソロ・アルバムとはかなりイメージが異なります。私としてはもっと前面で活躍して欲しいのですが,ヴォーカル中心の音楽なので仕方ないですね。

アルバムに収められている曲ではありませんが,YouTubeに最近のライヴ映像がアップされていましたので載せておきます。


これはビートルズの曲ですね。


ブリタニー・ハースのフィドル,やっぱり格好いいなぁ...
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ファイア・アンド・グレイス(Fire & Grace)
アラスデア・フレイザー(Alasdair Fraser)(Fiddle)
ナタリー・ハース(Natalie Haas)(Cello)
CUL121D (P)(C)2004 Culburnie Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: HMV OnlineAmazon.co.jp

ヴァイオリンとチェロによるスコティッシュ・トラッド・アルバム。すでにこの二人の顔合わせのアルバムを2つ紹介してきました(「イン・ザ・モーメント」,「ハイランダーズ・フェアウェル」)。恐らく最初に出されたのがこのアルバムです。

ほぼ7年前のアルバムですが,もうこの頃から音楽の方向性がすでに固まってたということがわかります。3作とも似たり寄ったり,良い意味でワンパターンです。アラスデア・フレイザーの美音,ナタリー・ハースの歯切れの良いリズムが創り出す屈託のない明るい音楽が最高です。
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ハイランダーズ・フェアウェル(Highlander's Farewell)
アラスデア・フレイザー(Alasdair Fraser)(Fiddle)
ナタリー・ハース(Natalie Haas)(Cello)
CUL123D (P)(C)2011 Culburnie Records (輸入盤)
 愛聴盤  好録音度:★★★★☆
参考: HMV OnlineAmazon.co.jp

ヴァイオリンとチェロによるスコティッシュ・トラッド・アルバム。以前レビューしたイン・ザ・モーメントがすごく良かったので,つい最近発売されたこのアルバムも聴いてみました。うーん,これもいい! すごく楽しいし元気が出ます。

トラッドとモダンが程良く混じり合った感じで,トラッドながら古臭いこともなければ田舎臭いところも全くありません。アラスデア・フレイザーの流麗なフィドルは冴え渡っていますし,ナタリー・ハースの刻むチェロのリズムも絶妙です。

ナタリー・ハースの妹(?)のブリタニー・ハースもゲスト参加しています。一カ所だけ見事なチョップ奏法を聴かせてくれるところがあります。チョップ奏法が入ると俄然音楽が締まってカッコ良くなります(ダロール・アンガー仕込みか?)。フレイザーがこの奏法を使わないのはちょっと残念です。

で,このアルバムは録音もいいです。恐らくスタジオで録音しています。直接音が支配的で極めて明瞭,音色もまったく色づけされていません。わずかに響きがまとわりついていますがほとんど気になりません。いわゆるポピュラー音楽的な録り方ですが,不自然に感じることはありません。録音が良いと音楽が何倍も楽しくなりますね。

ということでこのアルバムも当たりでした。この二人の組み合わせで7年前にもう一枚出しているので,これもそのうち聴いてみたいと思います。

YouTube映像があったので...このアルバムの4曲目に収められている“Grand Etang/Hull's Reel”。後半をぜひ見てみてください。

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Sir John Alot(1968年)
ジョン・レンボーン(John Renbourn)(Guitar)
CMRCD597 (P)(C)2002 Sanctuary Records Group Ltd. (輸入盤)
参考: HMV OnlineAmazon.co.jp

ジョン・レンボーンは英国のフォーク・ギタリスト。このアルバムの正式なタイトルは “Sir John A Lot of Merry Englandes Musyk Thynge and ye Grene Knyghte” らしいです。40年以上前の1968年のリリース,私がまだ幼い頃に録音されたということで,そう思うと相当古いよなぁ...と思ってしまいます。このアルバムを手にしたのは20年くらい前だったと記憶しています(例によってなぜこれを手にしたのか記憶にない...)。先日このリマスター盤を発見して,持っているのに思わず買ってしまいました。以前から持っているものと聴き比べてみると...音は確かに良くなっているが...左右が逆だ(なんで?)(^^;。

Wikipediaにもありますが,この人の音楽はフォーク,トラッドをベースにしながらも古楽からジャズ,民族音楽まで非常に幅が広いことに驚かされます。ギターの腕前がすごいという感じではありませんが,独特の味のあるギターが気に入っています。

このアルバムの前半は古楽的で中世の音楽のようなちょっと神秘的な雰囲気を持って,後半はモダンでブルースやジャズに近い音楽です。

録音は音がやっぱりちょっと古臭いですねぇ...でもこれがかえってこの音楽の雰囲気作りに役に立っているのかもしれません。

タグ : [ギター]

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