好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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ベートーヴェン:交響曲第1番-第4番
(a) 88697787559 (P)(C)2010 Sony Music Entertainment (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records

ベートーヴェン:交響曲第5番-第8番
(b) 88697787569 (P)(C)2010 Sony Music Entertainment (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Amazon.co.jpTower Records

ベートーヴェン:交響曲第9番
(c) 88697787579 (P)(C)2010 Sony Music Entertainment (輸入盤)
好録音度:未聴(→※後日追記予定)
参考: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records

パーヴォ・ヤルヴィ指揮 Paavo Järvi
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
録音:September 9-12, 2009, at Beethovenhalle, Bonn, Germany

パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンのベートーヴェン交響曲全集といえば,2004年から2008年にセッション録音されたものがあり,以前その中から2枚を取り上げました(2010年8月7日のエントリー)。こちらは2009年にドイツのボンで開催されたベートーヴェン音楽祭でのライヴを収めたものです。

演奏はセッション録音のものと同じく小編成オーケストラの機動性を活かした小気味よさが特長です。ダイナミックでスピード感があり,起伏に富み推進力があります。テンポは全体にかなり速めです。そして,これだけの指揮者の要求に見事に合わせてくるオーケストラも立派です。ピリオド的な要素があるのは確かですが,私にはモダン楽器による新しい可能性を開く演奏に聴こえます。

ライヴ映像の撮り方も奏者や楽器のアップも織り交ぜながら単調になることなく,またそれほど嫌みもなく楽しめるものでした。ライティングは曲によってはちょっと演出が過ぎるようにも思いましたが,音楽祭なので仕方ないかもしれません。それにしても映像が加わると面白さが倍増しますね。

さて録音ですが,セッション録音のような音の綺麗さ,透明さはなく,オーディオ品質的には少し劣るものの,セッション録音の時に感じた現実感の希薄さはこの録音では感じられず,より現実感のある音として捉えられていて好ましく思いました(ライヴなので当たり前なのですが)。また,残響も控えめで基本的な音の捉え方も良好です。ただ,低域の量感に対して高域が弱いため,低域が中高域に被ってヌケが悪くややモゴモゴして聴こえます。これは本当に惜しいです。低域の出ないオープンタイプのイヤフォンなどの方が聴きやすいです。あと,もう少し弦楽器にフォーカスして質感を強めに出して欲しかったと思います。

これらの分売DVDはもう生産されていないのか,第5番-第8番のディスクはもう廃盤のようです。第1番-第4番と第9番はまだ在庫があるようです。全集盤のディスクはまだ手に入りやすいようですがちょっと高価ですね...(→HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records)。

私としては,セッション録音盤よりこちらのライヴ録音盤の方が演奏も録音も好きです。この音源でCD化をして欲しいところです(そしてできれば上記の不満点を改善して出して欲しい...)。

タグ : [交響曲]

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