好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988
植山けい Kay Ueyama
2011年10月26-28日
INT 221.188 INTEGRAL Classic (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records
チェンバロによる演奏。使用楽器はスイス,ノイシャテル博物館所蔵の1634年製J.ルッカースという名器だそうです。a=392Hz。ゆっくりした曲でリピートの省略がありますが,その他のほとんどの曲でリピートが実行されています。

演奏はしっとりとおちついた気品のあるもので,ついついアグレッシヴな演奏を期待してしまう耳にはかえって新鮮に聴こえました。すごくいいです。気に入りました。

録音ですが,残響時間はそれほど長くありませんが,明らかに部屋の響きで音色が影響を受けています。明瞭でそれなりに鮮明な録音なのに,この楽器が持つであろう美しく輝かしい音色で聴けないのは非常に残念です。この響きはプラスには働いていないと思います。オーディオ的にはクオリティは高く,こういう収録環境の響きの影響を気にしない方,響きとともに録音すべきだと思っている方にとっては優秀録音かもしれません。私は好きではありません。楽器本来の音をすっきりと透明感ある鮮度の高い音で録音して欲しいところです。

このディスク,残念ながらオンラインショップでは在庫切れになっているようです。私はamazon.co.ukのマーケットプレイスで購入しました。

なお,フランスのレーベルのようですが,解説書やケースに日本語も解説がきちんと併記されています。ありがたい。日本人なんだから日本の音楽ファンのことを思えばこれくらいの配慮は当然のごとくしてほしいものです。見習ってほしいですね。

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