好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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加羽沢美濃:24のプレリュード
加羽沢美濃 Mino Kabasawa (作曲, Piano)
2012年10月3-5日 彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
COCQ-85003 (P)2013 Nippon Columbia (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconiTunes Store
加羽沢美濃さんを知ったのはご多分に漏れずNHKの「ららら♪クラシック」で,作曲家ということでしたので一度作品を聴いてみたいと思っていました。過去にいろいろとディスクを出されていたようですが,今手に入る中で出来るだけ純クラシック的なのものをと思って選んだのがこのディスクです。

この「24のプレリュード」は,古今の大作曲家が名作を残すジャンル「24の調性全てを網羅した作品集」への挑戦とのことで,イ長調から始まり,全ての調性を巡った後,イ短調で終わる構成となっています。作品の印象は,一世を風靡したニューエイジとクラシックとの中間的な音楽に感じられます。詩情溢れる,優しい気持ちになれる作品です。曲自体のインパクトは強くありませんが,本当に詩集を読んでいるかのような錯覚さえ覚える,情緒的な音楽だと思います。クラシックという分野でこのような作品が評価されるのかどうかは私にはわかりませんが,評価されて欲しい,そして,もっとこんな作品が普通にたくさん生まれてくるクラシック界であって欲しいと思った次第です。そういう意味で(どういう意味だ?(^^;),あえてこのような古典的な形式の上に加羽沢さんの感性に彩られた作品が創られるとうれしいなと思っております。次の作品にも期待! 私は応援していますよ。

録音ですが,先にも書いたように録音においてもニューエイジ的な響きで演出されたピアノ,といった印象があります。悪くはないのですが,もう少しクリアで演出のない生音を活かした録音で聴かせて欲しいというのが私の希望です。このような演出はかえって作品を安っぽいものにしてしまいかねませんので。
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