好録音探求

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バッハ:ゴルトベルク変奏曲(シトコヴェツキー編 弦楽合奏版)
ドミトリー・シトコヴェツキー指揮・独奏
紀尾井シンフォニエッタ東京

Kioi Hall, Tokyo, 12th-14th February 2015
MM-3051 (P)(C)2015 MEISTER MUSIC (国内盤)
好録音度:★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
ドミトリー・シトコヴェツキー編曲による弦楽合奏版。そして,そのシトコヴェツキーが指揮と独奏を務める。紀尾井シンフォニエッタ東京の編成は,8-7-6-4-2+チェンバロ。シトコヴェツキーは1984年に弦楽三重奏版を録音し,1993年にはニュー・ヨーロピアン・ストリングスと弦楽合奏版を録音しています。これは彼自身の3枚目のディスクだと思います。

弦楽合奏版といってもトップ奏者による室内楽的な部分も組み合わされた多彩な編曲内容になっています。シトコヴェツキーがリードする演奏は自由闊達で,弦楽合奏という演奏形態を存分に生かしたものになっています。原曲がバッハのチェンバロ曲であることを忘れてしまうくらい楽しい仕上がりだと思います。いくつかの変奏はグールドの演奏のように連続的に演奏されます。唯一残念なのは,第20変奏が原曲のイメージとだいぶ異なる編曲のまま今回も改訂されなかったことですね。

弦楽によるゴルトベルク変奏曲の演奏をここまで普及させ,独自の地位を獲得した彼の功績の大きさを改めて感じます。

リピートの実施ですが,次の通り変奏にによってバラバラです。

リピート表 (演奏時間 約59分)
Aria ○○
Var.01 ○○ Var.02 ×× Var.03 ××
Var.04 ○○ Var.05 ○× Var.06 ○○
Var.07 ×× Var.08 ×× Var.09 ○×
Var.10 ○○ Var.11 ×× Var.12 ××
Var.13 ×× Var.14 ○× Var.15 ○×
Var.16 ○○ Var.17 ×× Var.18 ○○
Var.19 ○○ Var.20 ○× Var.21 ○×
Var.22 ○○ Var.23 ○× Var.24 ○×
Var.25 ×× Var.26 ○× Var.27 ××
Var.28 ×× Var.29 ○× Var.30 ○○
Aria da capo ××

さて録音ですが...残響の多い録音ではないのですが,ホールの空間を感じさせる響きが多く,明瞭感を落とし,ヌケの悪いモゴモゴした音質になってしまっています。会場の雰囲気は感じられるとはいえ,この響きは音質を劣化させているだけで音楽性にも心地よさにも全く寄与していません。せっかくの楽しい演奏が台無しで残念でなりません。

やっぱりマイスターミュージックの録音は私には全く合わないです...

タグ : [室内楽曲]

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