好録音探求

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バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
アリーナ・イブラギモヴァ Alina Ibragimova (Violin)
ジョナサン・コーエン指揮/アルカンジェロ
2014年8月8日-10日 ヘンリー・ウッド・ホール,ロンドン,イギリス
CDA 68068 (P)2015 Hyperion Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsHMV Onlineicon
収録曲は下記の5曲で,チェンバロ協奏曲からの編曲(reconstructed versionと書いてあります)が3曲入っています。

ヴァイオリン協奏曲 第1番イ短調 BWV1041
ヴァイオリン協奏曲 第2番ホ長調 BWV1042
ヴァイオリン協奏曲 イ長調 BWV1055(チェンバロ協奏曲第4番の再構築版)
ヴァイオリン協奏曲 ト短調 BWV1056(チェンバロ協奏曲第6番の再構築版)
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052(チェンバロ協奏曲第1番の再構築版)

かなり古楽スタイルに寄った演奏です(というかそのものか)。バックも古楽アンサンブルでリュートも入って独特の響きを出しています。イブラギモヴァのヴァイオリンは古楽奏法を駆使しつつも独自のスタイルを確立していますね。こういうチャレンジは歓迎。でもちょっと抑制的すぎるというか,楽器を響かせずレガートに背を向けたデッド?な弾き方はヴァイオリンという楽器の長所をあえて抑え込んでいるような気がして個人的にはちょっと苦手かなと思います。もう少し伸びやかで開放的に弾いてくれたらなと思うのですが。特に第1番,第2番の2曲。

一方でチェンバロ協奏曲からの編曲の3曲は,初めて聴くということもあってか上記の点はあまり気にならず,また演奏自体が上記2曲よりも前向きに力強く演奏されているため,こちらの方が私としては楽しめました。編曲もかなり意欲的ですし(特にBWV1052)。

録音ですが,残響はやや多めながら,直接音比率が高いため残響量の割には明瞭で音色も自然に保たれていて印象は良いです。ソロは一段残響を抑えてより明瞭に捉えていますが,若干ガチャガチャしたバックに比べてやや控えめなバランスで収録されているので,もう少しソロにフォーカスして誇張しても良かったのではないかと思います(バックはもう少しすっきりと)。ちょっと濃すぎる録音かなとは思いますが,全体として楽器の音色を大切に扱っていてまずまず良好な録音だと思います。ちょっとオマケですが四つ星半です。
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