好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
シベリウス:2つのセレナード作品69
ニールセン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品33
バイバ・スクリデ Baiba Skride (Violin)
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮
タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団
2015年1月7-9日 フィンランド,タンペレ・ホール
C 896 152 A (P)(C)2015 ORFEO International Music (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

バイバ・スクリデはラトヴィア出身,1981年生まれということですので,30代半ば,若手というよりはもう中堅なんですね。このシベリウスは凛々しく端正に美しく演奏されています。技術面も万全。ほのかに叙情性は感じさせるものの感情はどちらかといえば抑え気味で冷静な演奏なので,そういう面を期待すると少し物足りなく感じるかもしれません。

あまり聴く機会のない2つのセレナードが収録されているのは嬉しいですね。ニールセンは実は初めて聴く気がするので,この機会にもう少しじっくりと聴いてみたいと思っています。

さて録音なのですが,ソロとオーケストラのバランスが同等,あるいはややオーケストラに偏っているため,ソロが引っ込みがちであり,ニュアンスや質感が感じ取りにくいのが欠点です(逆にオーケストラが出しゃばりすぎに聴こえる)。音色自体は悪くはないと思うのですが,ソロの録音レベルが低いために冴えない音になってしまっています。実にもどかしい! これが実際に近い自然なバランスなのかもしれませんが,録音で聴く場合はもう少しソロにフォーカスして明瞭にニュアンス豊かに聴かせてほしいものです。私としてはこの録音はかなり残念です。
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