好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
ベートーヴェン:ロマンスト長調作品40,ヘ長調作品50
クリスティアン・テツラフ Christian Tetzlaff (Violin)
デヴィッド・ジンマン指揮/チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
30 & 31 May 2005, Tonhalle Zürich, Switzerland
94857 (C)2014 Brilliant Classics (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

ソロもオーケストラもものすごく熱い,挑戦的な演奏。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲でここまで攻める演奏はそうないのではないでしょうか。特にオーケストラのスケールの大きさ,迫力には圧倒されます。それに負けないソロも立派。時折見せる激しい情熱のほとばしりに戸惑うところもありますが,面白い演奏であることは間違いないですね。

録音ですが,ソロはやや遠めの音像で,残響の被りもあり,質感が感じ取りにくいもどかしさがあります。一方オーケストラは残響もたっぷりと取り入れていますが,濃い音の捉え方で,協奏曲としては少し過剰感があります(オーケストラだけならこういう録音もありかもしれません...もちろん私の好みではありませんが...)。もう少しソロにフォーカスし,オーケストラをすっきりと見通しよく録って欲しかったと思います。演奏が面白いだけにこの録音は少し残念に思います。
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