好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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ToMoKo plays ToMoKo II Hidamari 陽だまり
今村友子 Tomoko Imamura (Piano)
武澤秀平 Shuhei Takezawa (Cello)
2015年6月30日~7月2日 横浜みなとみらい小ホール
MUSE-0002 (P)(C)2016 muse fountain (国内盤)
好録音度:★★★☆
参考: Amazon.co.jp

リバイタリゼーション ToMoKo plays ToMoKo の音楽が良かったので,第2弾も入手して聴いてみました。このディスクでは,ピアノ独奏,チェロとの二重奏に加えて弾き語りが収められています。第1弾と同じ曲が4曲ありますが,4曲とも弾き語りになっています。

音楽は第1弾と同様に親しみやすく優しさに溢れていますね。歌もちょっと線が細いのですが,大人の音楽という雰囲気を醸し出しています。インパクトはありませんが心温まる良い作品集に仕上がっていると思います。

しかし...録音があまり好ましくありません。今回はホールで録音されているのですが,ホールのキャラクターが強く出過ぎています。楽器音は明らかに間接音比率が高すぎて音色が大きく濁っています。逆に歌声はそれに比べるとわずかな残響を伴いつつもはるかに明瞭で(さらに強いモノラル感もあって),このギャップが強い違和感を生んでいます。

やはりこの音楽はサロン風の録音で聴きたい。先日取り上げた仲道郁代さんのショパン:ワルツ集の解説で述べられていた「サロンで,ピアノの近くに集まり,親密に聴くのである。」というのがふさわしい音楽だと思います。このようなホール音響を強く打ち出した録音を選択されたことを本当に残念に思います。ちょっときつい言い方で申し訳ないのですが,録音が音楽を台無しにしていると感じてしまいます。本当にもったいないです。
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