好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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R. シュトラウス:ツァラトゥストラはこう語った 作品30
R. シュトラウス:英雄の生涯 作品40
フリッツ・ライナー(Fritz Reiner)(Conductor)
シカゴ交響楽団(Chicago Symphony Orchestra)
Recorded March 8, 1954(ツァラトゥストラ),March 6, 1954(英雄の生涯)
RCA/BMG 8287661389 2 (P)(C)2004 BMG Music (輸入盤)
RCA LIVING STEREO ハイブリッドSACDシリーズ (SACD Surround/SACD Stereo/CD Stereo)
好録音度:★★★★☆
参考url: HMV Onlineicon

編集日録 2007年12月6日の記事を転載します。転載にあたり聴き直してみましたが,その録音の素晴らしさに改めて驚嘆しました。これが本当に1954年の録音なのか! オーディオ的なクオリティもさることながら,音の捉え方は録音の基本を見る思いがします。


これには本当に仰天しました!HMVのユーザレビューで録音が驚異的とあったので,値段も安いので手に入れて聴いてみました。ユーザレビューの賛辞は本当でした。何という鮮明な録音!個々の楽器の音がそれぞれしっかりと艶やかに聴こえてきます。私が持っていた1950年代前半の録音のイメージを根底から覆されてしまいました。

最近の下手な録音よりも格段に良いと思いますし,私が持っているオーケストラ録音の中でもトップにランクできるほどの出来です。もちろん最新のデジタル録音に比べればテープのノイズもありますし,緻密さでも劣るのですが,帯域感も十分にありますし,歪み感も十分許容範囲で,1950年代にここまでのクオリティの録音が可能であったということが本当に驚きです。

また,それ以上に音の捉え方が素晴らしいです。HMVの解説によると,2本のマイクロホンによる2トラック録音だとか...最近の録音は,ホールの響き,雰囲気を大切にする録音が多いように思います。その結果,確かに雰囲気や自然さはあるかもしれませんが,不鮮明で抜けの悪い音になってしまっているものが多いと思います。一方この録音は,個々の楽器をいかに鮮明に捉えるかに主眼が置かれており,非常に鮮明で個々の楽器が分離良く聴こえてきます。 逆に,ホールで聴いたときのような雰囲気,自然さは薄いと言えます。

どちらが良いか。もちろん好みによりますが,私は断然後者が好きです。聴いていてすがすがしいですし,何者にも邪魔されることなく音楽にのめり込めます。最近,こういう音作りの録音はほとんど見かけません。演奏は良いのに録音がそれを台無しにしているように思えてなりません。とても音楽の神髄を伝えてくれるように思えないのです。いくら演奏が良くても,こういうCDにはどうしても手が伸びません。非常に残念なことです。

演奏自身には,今回は触れません(^^;;

(編集日録 2007年12月6日より転載) [R. シュトラウス][管弦楽曲]
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