好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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シベリウス:交響曲全集
サイモン・ラトル指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
December 2014 - February 2015, Berlin Philharmonie
BPHR 150071 (P)(C)2015 Berlin Phil Media GmbH (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

今回は録音についてのみコメントします。パッケージの内容は下記の通りです。

(1) 4 CD

(2) Pure Audio Blu-ray Disc
 2.0 PCM Stereo 24-bit/96kHz
 5.0 DTS-HD Master Audio 24-bit/96kHz

(3) Video Blu-ray Disc
 Full HD 1080/60i - 16:9
 2.0 PCM Stereo
 5.0 DTS-HD Master Audio

(4) High-Resolution Audio Download Code
 Surround 24-bit/96kHz WAV
 Surround 24-bit/96kHz FLAC
 Surround 24-bit/192kHz FLAC
 Stereo 24-bit/96kHz WAV
 Stereo 24-bit/96kHz FLAC
 Stereo 24-bit/192kHz WAV
 Stereo 24-bit/192kHz FLAC
 ※全てのファイルを何度でもダウンロード可能

CDは平均の音圧レベルがかなり低めに設定されています。そのため,CDは一般のCDよりも再生機の音量をだいぶ上げないと楽しめません。おそらく,出来るだけダイナミックレンジの操作をせず,全7曲のピークに合わせて全曲のレベルを統一しているのではないかと想像します。ハイレゾ音源の場合はこれでも問題ありませんが,CDの場合は16bitという限られたビット数の中に入れなければなりませんので,平均音圧の低さはCDの場合は音質的には好ましくありません。実際にハイレゾ音源と聴きくらべてみると,CDの音質は少し劣るように感じられました。

このパッケージでは24bitのBlu-ray Audioディスクが付属していますし,ハイレゾ音源もダウンロードできるのでまだ救われますが,もしCDだけだとしたら少し残念なセットになってしまったでしょう。

録音の音質についてですが,ややホールの響きを重視した音作りになっています。楽器音に残響が被り気味で,明瞭感や音色に影響しており,私としてはもう少しくっきりと透明感のある音で生々しく楽器音を捉えて欲しかったと思いますが,楽器の質感と高域のヌケを失わないぎりぎりのところに設定されているので,何とか許容範囲です。

大型のオーディオシステムで,少し大きめの音量(実際のホールで聴くくらいの音量)で鳴らすような聴き方に向いた録音なのかもしれません。ハイレゾのビット方向の深さを活かした録音と言えると思います。こぢんまりとしたシステムであまり音量を上げずに聴くには向かない気がしました。

そう思うと,せっかくダウンロードでいろいろな音源をダウンロードできる環境を整えているのですから,小規模なシステムで小さめの音量でも楽しめるような別のマスタリング音源も作って提供してくれたら良いのに,と思いますね。まぁ制作コストは余計にかかりますが。

このセットにはビデオも含まれるので,普段あまり観ることの出来ないマイナーな交響曲の演奏の映像が観られるのはうれしいですね。しかし,盛りだくさんなセットなだけに価格も高価...ちとつらいです。パッケージもばかでかくて収納に困りますし...

タグ : [交響曲]

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