好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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アトリエ Atelier
川畑トモアキ Tomoaki Kawabata (Guitar)
SLCD-3019 (P)(C)2015 Slice of Life Records (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

今までも何度か取り上げていましたが,アコースティック・ソロ・ギターは私の大好きな音楽ジャンルの一つです。アコースティックであること,ソロであること,どちらも私にとっては重要な拘りポイントなのです。

ウィンダム・ヒルの創始者であるウィリアム・アッカーマン,特殊奏法の先駆者マイケル・ヘッジス,同じくウィンダム・ヒルで活躍したアレックス・デ・グラッシから始まり,細々ながら今に至るまで少しずつ聴き続けてきました。最近のお気に入りはオーストラリアのトミー・エマニュエルでこのブログでも何度か紹介してきました。

今まで海外のギタリスト中心に聴いてきて,日本のギタリストの音楽は全く聴いてこなかったのですが,アコースティック・ギター・ブック42(→Amazon.co.jp)の「総力特集ソロ・ギターのすべて」を見て日本のギタリストの音楽も聴いてみなければ!と思った次第です。そこで紹介されているギタリストのアルバムをいくつか購入して聴いてみました。これはその中の1枚です。

聴いてみたといってもまだまだごく限られたギタリストの限られた楽曲だけなのですが,傾向として一つ思ったのは,日本のギタリストの曲はJ-Pop的な印象を受ける曲が多いなぁということです。歌詞を付ければ歌えそうな親しみやすいメロディーラインを基軸に曲を構成していくところが何とも和風というか邦楽的イメージを醸し出していると思うのです。一方,先に挙げた海外のギタリストの曲は,もっと器楽曲的という印象を持っています。私はそういった曲を聴いて育ってきて,そういった曲が好きなので,日本のギタリストの曲には少し戸惑っているというのが正直なところで,同じアコースティック・ソロ・ギターといっても別ジャンルにも思えてしまいます。

そんな中で,この川畑トモアキさんの楽曲は,美しいメロディーラインと器楽的な要素が上手く組み合わされた折衷的なアプローチが良いと思いました。これは結構好きかなと。爽やかな明るい曲調の曲が特に良いですね。

録音ですが,確かにこれはアコースティック・ギターの音色なのですが,マイクではなくピックアップで拾ったような音で(違うかもしれませんが),うっすらと演出色がかかり,スカッと高域まで綺麗に音が伸びてくれません。生の透明感,輝きが失われアコースティックの質感がわずかに損なわれているのが残念です。悪くはないのですが,なぜか完全なアコースティックの音に聞こえないのです。せっかくのアコースティック・ギターなのにちょっともったいない気がします。個人的には演出色はいらないと思っています。

タグ : [ギター]

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