好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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チャイコフスキー:弦楽セレナーデ ハ長調 作品48
モーツァルト:ディベルティメント K.136-138
長岡京室内アンサンブル(Nagaokakyo Chamber Ensemble in Kyoto)
森悠子(音楽監督)(Yuko Mori)(Music Director)
2000年5月29日(K.136) & 2001年1月9日(Tchaikovsky) 神戸朝日ホール
2001年7月17日(K.137,138) 三鷹市芸術文化センター
fineNF NF60102 (P)(C)2002 N&F Co., Ltd. (国内盤)
好録音度:★★★★
参考url: HMV Onlineicon

どういう編成で演奏されているのか明記されていませんが,カバーピクチャーの人数からすると,4-3-2-2-1の12名ではないかと思います。チャイコフスキーの弦楽セレナーデとしてはかなり小編成です。指揮者は置いていないようです。

演奏はアクセントが抑えられ,柔らかで流麗。音程が良く,ノンビブラートのような透明感ある独特の響きを出しています。よく統率されていてアンサンブルも良好です(ただ,第一楽章でやや詰めの甘さが見られるのが残念ですが)。小編成の良さが活かされた美しい演奏です。

モーツァルトはスピード感があり,大変スマートに上品に仕上げられています。

さてこの録音ですが,音楽之友社のステレオ誌で優秀録音10.0の最高点をマークしたとあります。密度感があるとともにとてもなめらかで,オーディオクオリティはさすがに優秀です。残響を多く取り入れていますが,残響の質がまずまずであること,直接音とのバランスをうまく取っていることから,これだけの残響を含みつつもトータルとしての美しさを確保しています。

しかし,やっぱり私としては好きなタイプの録音ではありません。残響のまとわりつきが鬱陶しく,細かい音型がマスクされがちで明瞭に聴こえてきません。せっかくの小編成なのですから,もっとすっきりと見通しよく録音して欲しかったと思います。曇った感じがないので印象はそれほど悪くはないのですが,やっぱりfineNFの録音は私には今ひとつ合いません。

それにしてもこのディスク,4,500円とはべらぼうに高いです! 勘弁して欲しい...

[チャイコフスキー][管弦楽曲][弦楽合奏]
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