好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番,パルティータ第2番
オレグ・クリサ Oleh Krysa (Violin)
2016年8月29日,11月28日 神奈川・相模湖交流センター
EXTON OVCL-00615 (P)(C)2017 Octavia Records Inc. (国内盤)
好録音度:★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

CD試聴記」からの転載記事です。

往年の巨匠のごとく,古風なスタイルで格調高く奏でられた真面目で立派な演奏です。 年齢からくる技術の若干の衰えは感じるものの,極めて安定しており,含蓄のある演奏を聴かせてくれます。 モダン楽器ですが,バロック・ボウを使っているためか,厳しさの中にも柔らかな表情が見られるのも良いと思います。

録音ですが,やや距離感があり,残響が主で直接音がほとんど感じられず,音色は濁りバランスは崩れ, 本来もっているであろうニュアンスもかなり失われているように思います。 オーディオ品質は良いのかもしれませんが,楽器本来の音色がこんなに失われてしまっては意味がありません。 残念な録音です。

クリサ氏は1942年生まれ,ウクライナ出身で,ダヴィド・オイストラフの高弟とのことです。 1963年のパガニーニ国際コンクール優勝,1966年のチャイコフスキー国際コンクール第3位などの実績のある実力者で, ベートーヴェン弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンも務めたとのこと。 これは75歳くらいでの録音になりますが,20年くらい前に録音していてくれたらなぁと思ってしまいます。

なお,このディスクには併録曲としてバッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043が収録されています(第2ヴァイオリンは水野佐知香,オーケストラはヴィルトゥオーゾ横浜)。
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