好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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チャイコフスキー:後期交響曲集
交響曲第四番ヘ短調作品36
交響曲第五番ホ短調作品64
交響曲第六番ロ短調作品74「悲愴」
エフゲニー・ムラヴィンスキー(Evgeny Mravinsky)(Conductor)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(Leningrad Philharmonic Orchestra)
(第四番)1960年9月14-15日 ロンドン,ウェンブリー・タウンホール
(第五番)1960年11月9-10日 ウィーン,ムジークフェラインザール
(第六番)1960年11月7-9日 ウィーン,ムジークフェラインザール
UCCG-3312/4(459 529-2) (P)1961 Polydor International GmbH, Hamburg (国内盤)
好録音度:★★★★
参考url: HMV Onlineicon

このチャイコフスキーの後期交響曲集,超有名なのでもう説明の必要はないと思います。指揮者の無謀とも思えるテンポ要求にも一糸乱れず合わせてくる,その鍛え上げあれた軍隊的な統率感に背筋がゾクッとします。中でも第五番が屈指の出来栄えだと思います。愛聴盤です。

しかし,私がここで触れたいのはそういうことではなくて,もちろん録音についてです。一つ前のエントリで,音楽のエッセンスをいかに上手く抽出して収めているかが「好録音」のポイントだと述べましたが,この録音はまさにこの好例であると考えています。

この録音の良いところは,要所要所で「これは聞こえて欲しい」と思う楽器の音の動きがしっかりと聞こえてくるところです。金管が咆哮する場面で弦楽器がかき消されることもありません。個々の楽器の質感もそこそこ保たれています。音楽のエッセンスが詰まった情報量の多い録音とは,例えばこういう録音のことだと思うわけです。1960年の録音で音は古びていますし,「録音が良い」という評判は全く聞いたことがありませんが(まあ当然といえば当然ですが...),音楽を存分に楽しめるという点で間違いなく「好録音」です。

このCDをお持ちの方は,改めてこういう観点で聴いてみてください。

私が最初にこの演奏に触れたのは廉価版のLPでした。その後CD化されるのを待ちわびて買ったのが2枚組のCDでした(→HMV Onlineicon)。今はもう少し安いものがあるみたいです(→HMV Onlineicon)。最近はSHM-CD版もあるようです(→HMV Onlineicon)。ただ,2枚組だと一番好きな第五番の途中でCDを取り替えなければならず,これが嫌で3枚組の国内盤に買い換えました(→HMV Onlineicon)。(2枚組の国内盤がまた出るのかな???→HMV Onlineicon)。
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