好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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シベリウス:交響曲全集
クルト・ザンデルリンク(Kurt Sanderling)(Conductor)
ベルリン交響楽団(Berliner Sinfonie-Orchestra)
1970-77年録音
Berlin Classics 0002342CCCより CD13-16 (輸入盤)
好録音度:★★★★★
参考url: HMV Onlineicon

“Kurt Sanderling Legendary recordings”という16枚組のセットのCD13~16がシベリウスの交響曲全集になっていて,聴いたのはこれになります。このセットに含まれる曲についてはtower.jpをご参照下さい(ただし取り扱い終了)。この中のシベリウスの交響曲に関してはBerlin Classicsから発売されている全集(→HMV Onlineicon)と同じものだと思います。

まだ十分に聴けていないのですが,北欧的な情緒感(ってどんなのか実はよくわかっていませんが)はあまりないかもしれません。どちらかといえば質実剛健で,ベルグルンドの演奏に親しんできた私としても全く違和感なくすんなりと耳に入ってくる癖のない引き締まった演奏という印象を受けました。基本的にこういう演奏は好きです。

そして録音ですが,残響は適切に抑えられていて明瞭感があり,各楽器の分離も良好,音色も自然,弦楽器の質感も良好,弦楽器と管楽器のバランスも絶妙,多少の誇張はあるかもしれませんが(だから良いとも言える),あらゆる点で極めてバランスの良い好録音と言えます。聴いていて全くストレスを感じません。ちょっとおまけの感はありますが五つ星を付けたいと思います。1970年代の録音で,録音時期も数年にわたっていますが,録音のばらつきはあまり感じられません。

近年の音場重視,まとまり重視の録音とはやはり根本的にアプローチの違いを感じます。なぜこういう録音が廃れてしまったのか,装置のクオリティの進化に沿っているのかもしれませんが,私としては納得がいきません。
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