好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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ハイドン:弦楽四重奏曲全集
ブッフベルガー四重奏団(Buchberger Quartet)
2002-2008, Evangelische Burgkirche Nieder-Rosbach, Germany
Brilliant Classics 93889 (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考: HMV Online

時折ピリオド的な響きが聴こえたり,装飾の付け方が変わっていたりと,個性的な表現が垣間見えます。といっても行き過ぎた表現はなく,自己主張というよりハイドンの楽しみ方のヴァリエーションの一つくらいの感じなので嫌みに感じることはありません(正直に言うと最初は少し鼻につく感じでしたが何度も聴いているとだんだんこれが楽しく感じられるようになってきました)。全集としてそれなりに納得できる内容です。技術力も十分あり安心感もあります。

録音ですが,残響は抑えめで明瞭感,質感はまずまず良いのですが,響き(おそらく初期反射音)のレベルが高く中域にすごく強い癖が乗ってしまっています。これはいただけません。解説書のレコーディング風景の写真から会場は少し小さめの教会のように見えます。奏者毎に2本ずつ比較的近い距離にマイクが設置されているので録り方は悪くないと思いますが,恐らく奥と左右の壁面のからの反射が高いレベルで遅延時間もそれほどなく入ってきているのではないかと思います。録音会場の選択ミスとも言えるのではないかと。これはちょっともったいない録音です。この癖がなければかなり良いと言えるところだったのですが。

buchberger_quartet_haydn_recording_120.jpg レコーディング風景(クリックで拡大)

なお,この全集も偽作が除かれているので作品3は収録されていません。
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