好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988
アンドレアス・シュタイアー Andreas Staier (Harpsichord)
2009年7月 Teldex Studio Berlin
HMC 902058 (P)2010 harmonia mundi s.a. (輸入盤)
好録音度:★★★
参考: HMV OnlineAmazon.co.jp

チェンバロによる演奏。おぉっと目を惹くところはありませんが,端正でスタンダードな表現の中に豊かで充実した音楽が詰まっています。結局最終的にはこういう演奏に戻って来たくなる,そんな演奏です。チェンバロの音色がまたゴージャスですねぇ... なお,繰り返しは聴いた限りでは全てやっているように思いました。演奏時間は80分46秒でCD 1枚に入るぎりぎりの長さです。

さて録音ですが,これはちょっと微妙な感じです。オーディオクオリティは申し分なし。緻密で空気感も素晴らしい。しかし,この空気感は楽器そのものの響きよりもスタジオの響きが勝っているためではないかと。ヌケが悪いわけではありませんが,音色のバランスが大きく崩れてクリアーではありません。中途半端な大きさの会場の響きを取り入れると会場の雰囲気は出るかもしれませんが,肝心の音色は曇らせ煩く感じさせるだけで音楽に対するメリットを生みません。チェンバロは楽器そのものが良く響きます。会場の響きで曇らせる必要がどこにあるのかまったく理解できません。

これを優秀録音とみる人も多いと思います。現にいろいろなところで優秀録音である旨の記述を見かけます。確かに優秀録音かもしれませんが,好録音ではありません。抗議の意味を込めて三つ星です。演奏が良いだけに残念です。
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