好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
私はヘッドホンやイヤホンが好きなので以前よりいろいろと試してきました。そして常々何とかして特性が測定出来ないものかと思っていたのですが,ダミーヘッド以外の方法がなかなか思いつかず諦めていたのですが,あるサイトでバイノーラル録音用のマイクを使う方法が紹介されていたので,これは試してみる価値があると思い,トライしてみました。そのサイトではアドフォクス社のBME-200というモデルを使っていたのですが,高価なのと入手しにくかったのでどうしようかと迷っていたところ,ローランドからCS-10EMというもう少し安く入手しやすいものが出ていることがわかったので,これを使ってみました。

測定は次の構成で行っています。

音源
 (0)WaveGene(フリーソフト 20Hz~22.05kHzのスイープ信号を生成)

再生系
 (1)PC(スイープ信号を再生)
  ↓
 (2)USBヘッドホンアンプ
  ↓
 (3)被測定ヘッドホン

収録系
 (4)バイノーラル・マイクロフォン ローランドCS-10EM
  ↓
 (5)PCMレコーダ

分析
 (6)WaveSpectra(フリーソフト)

簡単に言うと,バイノーラル・マイクロフォンを耳に装着した上から被測定ヘッドホンを装着し,スイープ信号を被測定ヘッドホンで再生してバイノーラル・マイクロフォンで集音し,PCMレコーダで録音し,この録音データをPCで分析する,という方法です。

愛用のゼンハイザーHD25-1を試しに測定してみた結果を示します(赤線Rch,青線Lch)

Sennheiser_hd25-1_01.png

左右のレベルがだいぶ違いますが,本当にこれだけ差があるのか,マイクロフォン側の問題なのか,装着具合が影響しているのかはまだはっきりとわかっていませんが,少なくとも装着具合をちょっと変えると結果もかなり変わってくることがわかっています。

マイクの位置が実際の耳(鼓膜)の位置と異なることや,マイクを装着することによりヘッドホンの前室空間の容積が変わったりと,実際に聴いている音とは特性が異なるであろうと思われますが,一つの参考データにはなるのではないかと思っています。まだ始めたばかりですので,もう少しノウハウを積み上げて安定したデータが取れるようにしたいと思います。

次回(いつになることやら...),測定方法をもう少し詳しく解説したいと思います。

参考: ローランド CS-10EMAmazon.co.jp

ヘッドホンの測定方法として,実際に耳で聞きながら特性を取るという画期的な方法を提案し,実践されている方がおられました(→「さかな君もびっくり、「ギョギョ」っと驚くヘッドホンの聴感・周波数特性」)。おぉ,これならイヤホンもヘッドホンも同じ基準で測定できるぞ!と思って試してみたのですが,周波数が異なる音のレベルを合わせるのが思ったよりも難しく,私の耳では試行毎にものすごい誤差が出ることがわかったので,残念ながらこの方法は断念しました。イヤホンを測定する方法も今後考えてみたいと思います。

タグ : [ヘッドホン]

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