好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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チャイコフスキー:後期交響曲集
ダニエル・バレンボイム指揮/シカゴ交響楽団
Orchestra Hall, Chicago, Oct. 1995(No.5), Jan.-Feb. 1997(No.4), Feb. 1998(No.6)
2564 66313-9 (P)1996-1998 Teldec Classics (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records
幻想序曲「ロメオトジュリエット」,序曲「1812年」,そして,第6番「悲愴」のディスクにベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」が併録されています(ピアノはもちろんバレンボイム)。

ダニエル・バレンボイムという指揮者をまだ私はあまりイメージがつかめないでいます。このチャイコフスキー,紳士的で緻密に音楽を組み立てているように聴こえます。全体にどこか計算されつくしたという感じがするというか,勢いをあえてギリギリのところで抑制したような禁欲的で演奏で情感に訴えるようなところが少ないように思います。チャイコフスキーとしては少し欲求不満がたまるかもしれません。

録音はライヴ録音とありますが,演奏後の観衆の拍手は入っていません。響きを抑え,エッジを効かせて鋭角的に捉えているという印象です。ただ,少しゴチャっとして見通しが良くはないのですが,それでもこの録音は魅力があると思います。最近はこんなに個々の楽器を力強く捉える録音はないですねぇ。もっと全体の響きが溶け合ったものが多いように思いますが,こちらの方がずっと楽しいです。
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