好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
トーマス・ツェートマイヤー Thomas Zehetmair (Violin)
Haarlem 1982
3984-21035-2 (P)1983 (C)1998 Teldec Classics International GmbH (輸入盤)
好録音度:★★★★★
参考: HMV OnlineiconAmazon.co.jpTower Records
CD試聴記」からの転載記事です。2回目のレビューです。

私の持っている同曲の演奏の中でも最も変態的...いや失礼...最も個性的な演奏の一つと言って良いと思います。「うげっっ...なんじゃこりゃ...なんかすげぇあぶねぇ奴!」っていう感じです(^^;。この激しさ,唐突さ,本当に好き勝手してます。好き嫌いがはっきり出そうな演奏ですね。でも何度も聴いているとこれがまた快感に変わってくるんですよ,ほんとに。

でも決してバッハを軽んじているわけではなく,強い意志をもって臨んでいるというのも伝わってきます。技術的にも冴え渡っています。上手いからこそこういう演奏も許せるというものです(これでヘタだったらとても聴いていられない)。

録音ですが,わずかに残響のまとわりつきはありますが,直接音が主体で極めて明瞭かつ解像感が高く,高域の伸び,ヌケの良さも申し分ありません(少しきついくらいです)。距離感も適切ですが,もう一歩寄って質感を強めに出してもよかった気はします。やや立体感には欠け,こぢんまりしている感はありますが,それでもこれはかなり良い録音と言えると思います。(五つ星はちょっとオマケです)
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