好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
レオニダス・カヴァコス Leonidas Kavakos (Violin)
エンリコ・パーチェ Enrico Pace (Piano)
The Athens Concert Hall, Sep. 2011, Feb. and Apr. 2012
478 3523 (P)(C)2012 Decca Music Group Ltd. (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: HMV OnlineiconAmazon.co.jpTower Records
カヴァコス氏は1967年生まれ,ギリシャ出身のヴァイオリニストで,1985年のシベリウス国際コンクール最年少で優勝した経歴の持ち主。カヴァコス氏の演奏では,BISから発売されているシベリウスのヴァイオリン協奏曲原典版と現行版のディスク(→HMV Online)とバッハ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番,パルティータ第1番のディスク(→CD試聴記)を聴いたことがありますが,録音が良くなかったこともあってか,あまり印象が残っていませんでした(N響?と共演したシベリウスの協奏曲の放送を見たときに,妙にオッサンくさい人だなぁと思った記憶はありますが...(^^; ジャケット写真では精悍な感じに写っていますね)。

このベートーヴェンですが,控えめながら節回しの巧さが光っていますし,音色も少し細身かなとは思いますが透明感があって美しいです。技術力も高いです。現代的なスマートさを備えた佳演だと思います。

録音も最近のDECCAにしては響きが控えめで明瞭感があり,音の伸びもあって良好です。ヴァイオリンとピアノのバランスも適切です。私としてはもう少しヴァイオリンの質感を強めに捉えて欲しかったとは思いますが,これでも納得はできます。

演奏も録音も優れた良い全集だと思います。これからの録音にも期待したいと思います。
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