好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
戸田弥生 Yayoi Toda (Violin)
2001, 2002年(録音データ記載なし)
OCD 0090 (P)(C)2002 音楽之友社 (国内盤)
好録音度:★★☆
参考: Amazon.co.jpTower Records
CD試聴記」からの転載記事です。2回目のレビューです。

核心に鋭く迫るかのような極めて真摯で硬派な演奏。フレーズごとに「ため」たりせず,力強く鋭いアクセントで淀みなくグイグイと曲を牽引していく推進力が素晴らしいですし,熱い演奏ながら一糸乱れず高い精度で構築していく技術力の高さにも感心します。日本人演奏家のレベルの高さを如実に示す好演奏だと思います。

一方の録音ですが,楽器音を濁すだけの反響音が多く,全く冴えない録音です。響きが空間イメージの形成に全く寄与せず,単に音色を汚し,明瞭感,質感を失わせているだけです。狭く無機的な空間に押し込められているような息苦しさを感じます。さらにキンキンと変に響いて辛いです。何か勘違いをしているとしか思えません。

久しぶりに聴き直して改めてこの演奏の素晴らしさに感動しました。しかし一方でこの反響音にまみれた録音は本当に残念でなりません。このディスクはすでに廃盤で手に入れにくい状況のようですが,この録音からすでに10年以上経っていますので,再録音を期待したいところです(もちろん好録音で!)。
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