好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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チャイコフスキー:弦楽セレナーデ ハ長調 作品48
チャイコフスキー:フィレンツェの思い出 作品70
ピエール・アモイヤル指揮/カメラータ・デ・ローザンヌ
Salle de Musique, La Chaux de Fonds, Switzerland, 9-12 May 2012
2564 65218-2 (P)(C)2013 Warner Classics (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: HMV OnlineiconAmazon.co.jpTower Records

カメラータ・デ・ローザンヌは,ピエール・アモイヤルがローザンヌ音楽院の協力のもと結成したアンサンブルで,編成は 3-3-3-3-1 という小編成。小編成の小気味よさ,透明感と,弦楽器の重厚なサウンドが共存しているのは,編成上低弦側が充実しているからかもしれません。この人数からは想像できない音が出てきて驚きます。弦楽セレナーデは,ここは盛り上がるところだろうというところでさらっと流れていったりするので,あれっ?と思うところが何カ所かありますが,まあこれはこれで楽しめます。どちらかといえばフィレンツェの思い出の方が充実度が高く聴き応えがあるように思いました。編成のバランスが曲に合っているのかもしれません。

録音ですが,弦楽器の質感を良く捉えているものの,やや濃すぎる感じがあるのと,中域に響きの癖があってややうるさい感じがします。録音もフィレンツェの思い出の方が癖が少なく聴きやすいです。私としてはもっと小編成の透明感と小気味よさを活かした軽く見通しが良く分離の良い録音にして欲しかったと思います。少し重厚に捉えすぎていると思います。

ということで,フィレンツェの思い出が思いのほか良かったのが収穫でした。
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