好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲
バッハ:管弦楽組曲全曲
鈴木雅明(Masaaki Suzuki)(Conductor)
バッハ・コレギウム・ジャパン(Bach Collegium Japan)
June 2008 at the MUZA Kawasaki Symphony Hall, Japan (Brandenburg Concertos)
October 2003 at Kobe Shoin Women's University, Japan (Orchestral Suites)
BIS-SACD-1721/22 (P)2005,2009 (C)2009 BIS Records AB (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考url: HMV Onlineicon

バッハ・コレギウム・ジャパンの2008年の新録音です。バロックピッチだとは思いますが,聴く限り旧録音のA=392Hzよりは高いピッチで演奏されています。この新録音では,ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラが,第二番,第三番,第四番,第六番で使用されています。寺神戸さんのほか,楽器の製作者のドミトリ・バディアロフ氏,ヴァイオリニストのフランソワ・フェルナンデス氏も弾いておられます(第三番は三人で)。といって,特に違和感はありませんでした。

第二番のトランペットは旧録音と同じ演奏者ですが,写真を見る限り小さなホルン形状ではない,トランペットの形をしており,演奏自体も旧録音と比べものにならないくらい安定していて,全く不安なく聴くことが出来ました。

一流の演奏者ばかりでレベルは相当高いのですが,日本人の奥ゆかしさか(^^; 自己主張が控えめで室内楽的な印象がより強くなっています。旧録音同様,ピリオドを強調することもなく,ごくごく自然で大変聴きやすい演奏です。ピリオド楽器によるブランデンブルク協奏曲のスタンダードと言っても良いのではないでしょうか。

そして特筆すべきはその録音の良さです。楽器音を邪魔する響きはほとんどなく,明瞭度・透明度高くすっきりとしています。欲を言えば,もう少し距離感が近ければ良かったのですが,まあそうでなくても十分に満足のいく出来です。

私はBISの録音は昔からあまり好きではなかったのですが,認識を改めなければならないかもしれません。

最後に...日本人主体のアンサンブルにも関わらず,なんで日本語の解説が付いていないの? と文句を言わせていただきます。厚さ4mmはあろうかという分厚い解説書で三カ国語(英独仏)が付いているにも関わらず... 海外レーベルとはいえ,日本人主体のアンサンブルなのですから,日本のファンに対してそれくらいの配慮はして欲しいものです。ぜひご検討を!

なお,管弦楽組曲についてはまた別の機会に。

[バッハ][管弦楽曲][協奏曲]
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