好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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バッハ:ヴァイオリンとピアノのための6つのソナタ
ミシェル・マカルスキ(Violin)/キース・ジャレット(Piano)
Recorded November 2010 at American Academy of Arts and Letters, New York
ECM 2230/31 (P)(C)2013 ECM Records (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
モダン楽器で録音されることが少なくなってしまった曲なので,大いに期待して聴きました。穏やかで気品溢れる香り高い演奏とでも言いましょうか,控えめながらニュアンスに富んだ演奏を聴かせてくれます。ピリオドに傾いているとは思いませんが,やはり意識の底にはそれがあるのか,バロック曲の演奏としては真っ当すぎるくらい真っ当ではないかと思いました。モダン楽器の特長を生かした時代の先端を走るモダンな演奏(っていったいどんなんだ?(^^;)を期待していた私としては少し肩すかしを食らった感じです。もちろんこれはこれで優れた演奏だと思うのですが,モダン楽器であるというところに過剰に期待を持ってしまったせいかもしれません。

録音ですが,控えめに残響を美しく取り入れているのはまあ良いとして,ややピアノが大きく(音像も大きい)ヴァイオリンが細くひ弱に聴こえます。バランスとしてもう少しヴァイオリンを大きめに質感を強めに出し,ピアノをもっとすっきりと録って欲しかったと思います。私にはヴァイオリンがだいぶ力負けしてしまっているように感じられます。そこを録音でもう少しカバーしても良かったのではないかと思います。ECMの録音は私の好みとは少し違うようです。
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