好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
今までヘッドホンの特性測定にWaveSpectraという汎用の周波数分析ソフトウェアを使っていたのですが,スピーカーの測定に特化したソフトウェアを使ってみましたので,簡単にレポートします。

使用したのは ARTA Software (クロアチア)が出しているソフトウェアで,インパルス応答測定用のARTA,ステップサイン波を使う周波数測定用のSTEPS,インピーダンス特性測定用のLIMPという3つのソフトウェアから構成されています。シェアウェアですが,測定機能自体は無料でも使えます(ライセンスキーを発行してもらうと測定データの保存ができるようになります)。価格は日本円で12,296円でした。

いろいろと測定が出来るのですが,とりあえずSTEPSというソフトでヘッドホンの周波数特性を測定してみました。WaveSpectraを使う方法ではサイン波のスイープ信号を使いましたが,このソフトでは1/6~1/48オクターブのステップでサイン波を出して測定する方法を使っています。高調波歪も同時に計測できます。治具を用意すれば位相特性も測定が出来ますが,今回は音圧特性と高調波歪特性のみ測定しました。ゼンハイザーのHD580,Amperier,さらにHD25-2 IIの測定結果を掲載します。

fq_sennheiser_hd580_lch_20140119.png
図1 Sennheiser HD580 周波数特性
1/24oct. 青:音圧/橙:2次高調波歪/黄緑:3次高調波歪

fq_sennheiser_amperier_lch_20140119.png
図2 Sennheiser Amperier 周波数特性
1/24oct. 青:音圧/橙:2次高調波歪/黄緑:3次高調波歪

fq_sennheiser_hd25-1_II_lch_20140119.png
図3 Sennheiser HD25-1 II 周波数特性
1/24oct. 青:音圧/橙:2次高調波歪/黄緑:3次高調波歪


先日紹介したWaveSpectraの結果とほぼ同等の結果が得られていますが,低域の方で若干違いが見られます。おそらくステップサイン波で測定しているこちらの方が,より正しく測定できているものと思います。なお,キャリブレーションは出来ていませんので,音圧の絶対値は正しくありません。相対的なものとして捉えてください。(マイクアンプのゲインを,1kHzで119dBのあたりになるように調整しています)

この結果で見ると,HD580は特に低域が低歪ですね。またAmperierとHD25-1 IIは少し違いはあるものの傾向的には似ていることがこの測定結果からもわかります。

今後の測定は当面このARTA Softwareを使っていきたいと思います。また,治具を作成してインピーダンス特性も測定できるようにしたいと思います。一通りの測定が出来るようになったら測定環境についても後日整理して紹介したいと思います。

タグ : [ヘッドホン]

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