好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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デジタル・オーディオの基本と応用
河合 一(著)
誠文堂新光社 2011年12月25日発行 ISBN978-4-416-11113-0
参考: Amazon.co.jp

副題として「アマチュアからプロまで,21世紀のデジタル・オーディオ技術を網羅」と記載されています。著者はオーディオ機器メーカーの山水電気から外資系半導体メーカーのバー・ブラウン,テキサスインスツルメンツに転職し,技術サポートを行ってきたエンジニア,ということで,本書も技術者視点の実践的な内容です。以前紹介した「超広帯域オーディオの計測」がどちらかといえば学術的であったのとは対照的ですが,主要デバイスのデータシートの最初のページを引用して実例を示したりと,デバイス視点での記述が中心になっていて,エンジニアには読みやすいのではないかと思います。

タイトルの通り,デジタル・オーディオの基本となる各種特性について解説されているほか,本書でもジッターについて一つの章が割かれ,約50ページにわたって特性や対策などについて記載されています。

まだ斜め読みレベルなのでこれからじっくりと読みたいと思いますが,ん?と思う記述がないことはないですが(^^;,デジタル・オーディオの様々な技術が比較的わかりやすく実践的に記載されているので参考になりそうです。理系でない方には少々取っつきにくく難しいかもしれませんが,風説や思い込みや誤解がまかり通っているオーディオで,こういったことに流されず正しく見極めて判断していくために知っていて損はない最低限の知識が書かれていると思います。

ただ一方で,示されているデータなどが実際に聴感上どれくらいのものなのかを体験しなければ結局何もわからない,「オーディオは実際に聴いてなんぼ」という面もあるので,難しいところです。

タグ : [書籍]

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