好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲
コンチェルト・ケルン Concerto Köln
June 2013 - June 2014, Deutschlandfunk Kammermusiksaal, Köln
Berlin Classics 0300593BC (P)(C)2014 Edel Garmany (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
今やブランデンブルク協奏曲のディスクはピリオド楽器での演奏が普通となり,かつての鮮烈で刺激的なアプローチも一段落し,こなれて落ち着いてきた感が私の中にはあります。この演奏を聴くと,やっぱりそうだよなぁと思います。どちらかといえばピリオド楽器よりモダン楽器が好きな私ですが,それでもだいぶ慣れてきたというのはあるかもしれません。

そしてこのコンチェルト・ケルンのブランデンブルク協奏曲ですが,ピリオド楽器による(ネガティブな意味ではない)「普通の」アプローチによる,速めのテンポで颯爽と弾く気持ちの良い演奏です。そして,「協奏曲」という名前は付いていますが,ソロを突出させず全体のまとまりを重視したバランスも昨今のピリオド演奏の傾向かと思います。演奏技術も高くアンサンブルも良いレベルの高い演奏だと思います。ただ,レベルの高いあまりにも「普通」の演奏,私がブランデンブルク協奏曲に期待するところとは違うかなという気がしないでもない...

そろそろピリオド楽器のブランデンブルク協奏曲に手を出すのもやめようかな...と思ってしまいました。

録音ですが,残響はそれなりに取り入れられていて音色への影響はあるものの,曇ったり音色を汚したりはあまりしていないので許容範囲です。全体の響きの美しさを重視したような録音なので,まとまりはありますが,こぢんまりとしていて楽器の質感もやや希薄です。演出感も強めで生々しさも少ないです。悪くはないのですが,私としては少し不満の残る録音です。

タグ : [協奏曲]

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