好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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バッハ:ゴルトベルク変奏曲
(弦楽三重奏版/D. シトコヴェツキー編)

マティアス・ストリングス Matthias Strings
Recorded at Kimitsu Shimin Bunka Hall, Chiba, 22nd July 2014.
MM-3031 (P)(C)2014 Meister Music (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
マティアス・ストリングスは,齋藤真知亜(Vn),坂口弦太郎(Va),桑田歩(Vc)の三名で構成されています(団体名は真知亜'sをもじったものでしょうか?まさか違いますよね?)。

シトコヴェツキー編のゴルトベルク変奏曲弦楽三重奏版は,見つけると買ってしまう曲なのですが,かなり多くのディスクが発売されてきました。編曲ものということもあってか,ピリオド楽器での演奏もピリオドアプローチの演奏も私の記憶の中にはなく,バッハの音楽でありながらピリオドに浸食されていない(されそうもない)私にとっては貴重で有り難い状況にある楽曲です(^^;。

このマティアス・ストリングスによる演奏もそういったピリオドを全く意識しないモダン語法で,極めて真面目にキッチリと演奏されています。裏拍まで一つ一つの音の音価を等しく扱うような丁寧な弾き方ですね。安心して聴ける一方でちょっと大人しすぎるというかノリに乏しいところが,もう少し快活な方が好きなんですけどね。

録音ですが,やや残響が多めでしかも空間性の再現に寄与せず楽器音に被って濁すだけの響きなので,明瞭感に乏しくもわっとしたところにもどかしさを感じるのですが,それでも音色の曇りは何とか許容範囲かなと思います。もっとクリアにシャキッとした音で録音して欲しいものです。

最後にリピートについて。全て確認したところ下記の通りでした。前半・後半のリピートの有無をそれぞれ○×で示しています。○はリピートあり,×はリピート省略です。

Aria ××
Var.01 ×× Var.02 ○× Var.03 ○×
Var.04 ○× Var.05 ×× Var.06 ○○
Var.07 ×× Var.08 ×× Var.09 ○×
Var.10 ○× Var.11 ×× Var.12 ○×
Var.13 ×× Var.14 ×× Var.15 ××
Var.16 ×○ Var.17 ×× Var.18 ○×
Var.19 ×× Var.20 ×× Var.21 ○×
Var.22 ○× Var.23 ×× Var.24 ○×
Var.25 ×× Var.26 ×× Var.27 ○×
Var.28 ×× Var.29 ×× Var.30 ○○
Aria da capo ××

演奏時間 約55分

Var.07は最後に半端にリフレインのようなフレーズが入ります。また,Var.18は後半のリピートをする振りをして同様にリフレインのようなフレーズが入ります。

リピートの省略が多いのがやっぱり残念ですね。

タグ : [室内楽曲]

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