好録音探求

 『演奏者の存在を身近に感じられる録音』を求めて・・・
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ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73
セーゲルスタム:交響曲第289番“When a Cat Visited”
レイフ・セーゲルスタム指揮/トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
The Turku Concert Hall on 2-5 November 2015 & 4-7 January 2016
ABCD 403 (P)2017 ALBA classics (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

ブラームスの4つの交響曲にセーゲルスタムの新作交響曲4曲を抱き合わせで収録していくというプロジェクトの第2弾。以前に第1弾をレビューしています(→こちら)。

演奏は第1番同様ゆったりしたテンポで進んでいくのですが,良く言えばのどかなのですが,さすがにこれは音楽が沈滞して前に進みません。私としてはもう少し若々しい推進力ある演奏が好きなので,これはちょっときついです。第1番は良かったのですが,この第2番は私には合いませんでした。

セーゲルスタムの交響曲は...ノーコメントということでやっぱりご勘弁を(^^;。猫役のヴァイオリンを日本人奏者が担当しているとのことです。

そして録音ですが,第1番と同日の録音のようで評価は変わりません。個々の楽器の音色を素直に,そして明瞭に質感良く捉えており,残響感はあるものの鑑賞の邪魔になるようなことはなく,トータルとしてよくまとまった好印象の録音です。欲を言えば,もう少しすっきりと見通しよく録ってくれていたら良かったのに,とは思いますが。だいぶオマケですが四つ星半です。
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モーツァルト:後期交響曲集
シューマン:交響曲全集
ブラームス:交響曲全集(*)
リッカルド・ムーティ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/フィラデルフィア管弦楽団(*)
Musikverein, Vienna, 1991-1996, Philadelphia 1988-1989(*)
480 5737 (P)(C)2011 Universal Music Italia (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

いずれも20年以上前の録音ということもあって,昨今の様々な特徴のある演奏からすると特にモーツァルトは旧世代の演奏だよなぁと思いますが,それでもこの端正で美しい演奏はさすがにウィーン・フィルと唸らされます。シューマン,ブラームスも中庸で聴きやすく,特にブラームスはアメリカのオーケストラからこんな音楽を引き出せるんだとちょっと感心しました。インパクトには欠けるものの,均整の取れた優れた演奏だと思います。

録音ですが,残響がそこそこありながらも音色が崩れたり曇ったりすることなく,音色のバランスの取れたまずまずの録音と言えると思います。ただ,少し演出感というか,現実味が薄く,作り物の美しさという感じがして好録音とは少し違うと思います。この時代のフィリップスはこういう録音が多い気がします。悪くはないのですが,私としては今ひとつピンときません。

タグ : [交響曲]

ファイン・アーツ四重奏団は1946年の創立で,現在でも活動を続けられています。メンバーは交代していますが,第1ヴァイオリンの交代は1回,第2ヴァイオリンは3回,ヴィオラは9回,チェロは2回ということで,ヴィオラ以外は結構長く続けられています。

このベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集は1960年代に完成されたもので,Everest Recordsからリリースされていました。以前一度取り上げています(→こちら)。今回はこの全集から12曲が復刻されています。このうち作品18の2曲を除く中期,後期の曲を購入して聴きました。全集として復刻されなかった理由は不明ですが,マスターテープに問題があったのかもしれません。

それにしても,CDで発売されていたものよりもものすごく改善されています。聴き比べてみると明らかなのですが,鮮明さが格段に上がっており,これは本当に1960年代の録音なのか?と思うほどの鮮度です。これはサンプルの試聴でもはっきりわかりました(なので購入しました)。

どうもCDでは余計な残響を意図的に付け足していたのではないかと思います。その残響は音楽的にまったく効果がなく,音色を曇らせるだけのマイナス効果しかありませんでしたので,前回のレビューでも結局あまり高い評価になりませんでした。演奏に被るその残響が取り払われ,極めて明瞭に,ダイレクトに音楽が伝わってくるすばらしい録音に生まれ変わりました。

特に後期が良いですね。楽器の分離も良好で,それぞれの楽器の動きがこれほどはっきりとわかる録音もそうありません。まあこれに関しては賛否あると思いますが,こういう録音ならではのいろいろな発見があって面白いと思います。

今までにもリマスタリングされたものをいくつも聴いてきましたが,ここまで改善幅が大きいのは初めてです。しかも改善後はこれ以上望めないくらい良好です。音楽をストレートに伝えてくれるという点で,現代の多くの録音をもはるかに凌駕するリアルさと迫力があります。これは本当に価値ある復刻です。録音の質がいかに大切かを実感しました。(ちょっと興奮してしまいました)

こういう録音こそ<好録音>と呼ぶにふさわしいです。まあちょっと褒めすぎでオマケの感はありますが,五つ星評価としました。なお,1960年代の録音なので多少マスターテープの品質に起因する粗さはあります(オーディオクオリティは時代なりです)。また,今回はハイレゾでの復刻(192kHz/24bit, 96kHz/24bit)ですが,私の評価はハイレゾとは関係なく,CDクオリティであっても全く変わりません。

まだ斜め聴きなので,これからじっくりと聴きたいと思います。

しかし,これはちょっと財布には優しくないですね... なお私はe-onkyoで購入しましたが,moraでも取り扱いがありますね。

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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番作品18-3
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第4番作品18-4
ファイン・アーツ四重奏団 Fine Arts Quartet
録音1959年
参考: e-onkyo

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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番「ラズモフスキー第1番」作品59-1
ファイン・アーツ四重奏団 Fine Arts Quartet
録音1965年
好録音度:★★★★★
参考: e-onkyo

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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」作品59-2
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番「ラズモフスキー第3番」作品59-3
ファイン・アーツ四重奏団 Fine Arts Quartet
録音1965年
好録音度:★★★★★
参考: e-onkyo

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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番「ハープ」作品74
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番「セリオーソ」作品95
ファイン・アーツ四重奏団 Fine Arts Quartet
録音1965年
好録音度:★★★★★
参考: e-onkyo

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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第12番作品127
ファイン・アーツ四重奏団 Fine Arts Quartet
録音1962-63年
好録音度:★★★★★
参考: e-onkyo

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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番作品130
ファイン・アーツ四重奏団 Fine Arts Quartet
録音1962-63年
好録音度:★★★★★
参考: e-onkyo

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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番作品131
ファイン・アーツ四重奏団 Fine Arts Quartet
録音1962-63年
好録音度:★★★★★
参考: e-onkyo

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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番作品132
ファイン・アーツ四重奏団 Fine Arts Quartet
録音1962-63年
好録音度:★★★★★
参考: e-onkyo

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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番作品135
ベートーヴェン:大フーガ作品133
ファイン・アーツ四重奏団 Fine Arts Quartet
録音1962-63年
好録音度:★★★★★
参考: e-onkyo
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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
ヘンリク・シェリング Henryk Szeryng (Violin)
1967年7月 スイス
F66G 20001/2 (419 307-2) (P)Polydor K.K., JAPAN (国内盤)
好録音度:★★★★

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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
ヘンリク・シェリング Henryk Szeryng (Violin)
1967年7月 スイス
UCCG-9719/20 (453 0052) (P)1968 Deutsche Grammophon (C)2007 Universal Classics & Jazz (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

CD試聴記」からの転載記事です。15年ぶり2回目の記事の更新です。

思わず居住まいを正して聴きたくなるオーソドックスで格調の高い演奏。 技術的な完璧さはもとより,重音や複数の声部が絡み合う表現など,考え抜かれ,磨き抜かれていて,聴くほどにこの演奏の凄さに感心してしまいます。 しかし,いまだに輝きを失うことのない名演奏だと思う一方で,どっしりと構えた動感の乏しい演奏はさすがに時代を感じさせる古いスタイルだなぁと思うのも正直なところです。

録音ですが,残響感が少なく細やかなニュアンスまで聴き取ることのできる好ましい録音ではあるのですが, やや録音会場の響きがのって音色に癖があり,透明感や音の伸び,ヌケが阻害され,古臭い音色になってしまっているのが残念に思います。

この演奏はシェリング2回目の全集録音で,LPの時代に最初に購入して聴き込んだ思い出深いものです。 当時から高評価を得ていた名盤で,現代でもその高評価が続いているのも頷けます。 メジャーレーベルということもあって,何度も再発売され続けていますね。

現在現役で流通しているのはOIBPリマスタリングされたものだと思います。 CD化当初の盤と聴き比べてみると,それなりに鮮明さが改善されていました。 買い直した価値はあったかなと思います。
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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
フランチェスコ・テオピーニ Francesco Teopini (Classical Guitar)
1967年7月 スイス
28 December 2014 - 14 January 2015, Palazzo di Assisi, Perugia, Italy
95424 (P)(C)2016 Brilliant Classics (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

CD試聴記」からの転載記事です。

クラシック・ギターによる演奏。 実に生真面目に丁寧に仕上げています。 教科書的で遊びがなく,またギターを活かすような独自編曲もあまりされていません。 あまりワクワクする演奏ではないのですが,じっくり聴くには良いと思います。 技術的にもそつがなく全く問題ありません。

録音ですが,少し残響はあるものの,ギターそのものの響きを素直に捉えた好録音です。 これも特に優れているとは思いませんが,欠点が少なく,音楽の鑑賞を阻害する要素がほとんどないのが良い点です。
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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
イェルーン・デ・グルート Jeroen De Groot (Violin)
録音不明(2016年と思われる)
ISBN 978-90-389-2557-8 (P)2016 Jeroen De Groot (輸入盤)
参考: Apple MusicAmazon.co.jp公式Webサイトbol.com

本ディスクは2017年5月17日に取り上げていました(→こちら)。そのときはApple Musicでの試聴だったのですが,やはりディスクを手に入れたいと思い,公式Webサイトからbol.comという通販サイトへ飛んで,そこから注文していました。

そして注文してから待つこと約2ヶ月,運送途中で行方不明になったのではないかと諦めかけていた頃にやっと届きました。 立派な装丁のハードカバーの本で,全集を収めたCD 2枚とドキュメンタリーのDVD 1枚が付属していました。 ドキュメンタリーは2016年3月21日に行われた教会でのコンサートの一部とインタビューが収録されています。 CDはこのコンサートのライヴではなく,おそらく同時期にセッションで収録されたものと思われます。

本自体は結構分厚いのですが,オランダ語,英語,ドイツ語,フランス語,イタリア語,スペイン語,中国語の7カ国語で記載されていて, 分量的には一般的なCDに付属している解説書程度でした。

以下,付属DVDのキャプチャ画面です。

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これはDVDのメニュー画面です。なんちゅう行儀の悪い格好で弾いてるんでしょうか!(^^;

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コンサート会場の教会です。

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楽器のボティにマイクを付けて演奏していますね。
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ハイドン:弦楽四重奏曲全集
フェシュテティーチ四重奏団 Quatuor Festetics
(C)2014 Arcana
参考: e-onkyo

当ブログの読者から情報をいただきました。有り難うございます! 以前,分売のCDを取り上げていたのですが(→こちら),e-onkyoで破格の値段で出ているとのことでした。

私は分売で入手したのですが,その後全集としてCD 19枚組で発売されていました。1万円以上していましたが,e-onkyoでは税込2,500円です。フォーマットは44.1kHz/24bitのハイレゾです。これは持っていて損はないと思い,購入しました。これで場所を取っていた分売CDを手放してもいいかなと思いました。これは本当に助かります。

演奏と録音の感想は以前の記事を参考にしていただければ幸いです。
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バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988(弦楽三重奏編曲版)
ハルトムート・シル Hartmut Schill (Violin)
マティアス・ヴォルム Matthias Worm (Viola)
ティルマン・トゥルディンガー Tilman Trüdinger (Cello)
2016年 ケムニッツ,グンツェンハウザー美術館
as-c 5078-2000 (C)2016 auris Subtilis (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

シトコヴェツキー編曲の弦楽三重奏版。おっとりした演奏で,良く言えばのんびりとのどか,しかし正直なところ,音楽が全然弾まずワクワクしません。奏者それぞれの技量はあるとは思うのですが,音色に魅力がないところもそう思ってしまう一つの要因だと思います。う~ん,これはちょっと残念です。

録音ですが,すこし距離感がありこぢんまりとしており,残響は多くないものの中途半端に被ってヌケの悪い冴えない音になってしまっています。音色に魅力を感じられないのは録音のせいかもしれません。そういう意味からも録音はとても大切ですね。


最後にリピート表です。リピートの省略が多く,またどういう考え方で省略しているのかもよくわかりません。これだけ省略が多いのは本当に残念です。

演奏時間 約74分
リピート表
Aria ○○
Var.01 ○○ Var.02 ○○ Var.03 ○○
Var.04 ×× Var.05 ○× Var.06 ○○
Var.07 ○○ Var.08 ○○ Var.09 ○○
Var.10 ×× Var.11 ×× Var.12 ○×
Var.13 ○× Var.14 ○○ Var.15 ○○
Var.16 ○○ Var.17 ×× Var.18 ○×
Var.19 ○○ Var.20 ○× Var.21 ○×
Var.22 ○× Var.23 ○× Var.24 ○○
Var.25 ○× Var.26 ○× Var.27 ○○
Var.28 ○○ Var.29 ○× Var.30 ××
Aria da capo ××

タグ : [室内楽曲]

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バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988(バロックアンサンブル編曲版)
パルナッシ・ムジチ Parnassi Musici
2000年11月12日 フライブルク,コンツェルトハウス
MVC 005-012 (P)(C)SWR 2000 & 2005 MV Cremona (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsHMV Onlineicon

今では珍しくなくなったゴルトベルク変奏曲の編曲版,これは2000年の録音とのことでまだ少なかった頃ですね。Tower Recordsでは2006年からの取り扱いがあったようですがHMV Onlineiconは2017年からの取り扱いです。先日取り上げたベッカー:ソナタと組曲で団体をしり,それをきっかけにこのディスクを見つけました。

最後に拍手の入るライヴ録音。バロックアンサンブルということで,編成は,フラウト・トラヴェルソ,ヴァイオリン×2,ヴィオラ,チェロ,ヴィオラ・ダ・ガンバ/ヴィオローネ,リュート,チェンバロ/オルガン,総勢8名です。変奏により編成が変わります。通奏低音が加わる曲もあれば,ソロだけで演奏される曲もあり,変化に富んでいます。個々の奏者の技術も上手く,多彩な奏法を駆使して広がりのある音楽を作り上げています。多声の旋律が異なる楽器で演奏されることが多いこと,通奏低音が加わることなどから,原曲の持つ面白さが少なくなっているところもありますが,室内楽と割り切って聴けば,これはこれで面白いと思います。

録音ですが,ヴァイオリンやフラウト・トラヴェルソはクリアーで高域の伸びもあり良い状態ですが,低音楽器はやや奥で鳴っている感じであり,残響の被りが多めになって明瞭さが劣っています。バロックアンサンブルなのでこれでも良いのですが,多声の一部を担う楽器くらいはもう少しヴァイオリン等と対等になるように録って欲しいところです。全体的にはそんなに悪くないのですが。

最後にリピート表です。ゆっくりした変奏の2つでリピートの省略がありましたが,そのほかはすべて実行されていました。まあ許容範囲です。(ディスク1枚に収めるために編集カットされたのかもしれません)

演奏時間 約79分
リピート表
Aria ○○
Var.01 ○○ Var.02 ○○ Var.03 ○○
Var.04 ○○ Var.05 ○○ Var.06 ○○
Var.07 ○○ Var.08 ○○ Var.09 ○○
Var.10 ○○ Var.11 ○○ Var.12 ○○
Var.13 ○○ Var.14 ○○ Var.15 ××
Var.16 ○○ Var.17 ○○ Var.18 ○○
Var.19 ○○ Var.20 ○○ Var.21 ××
Var.22 ○○ Var.23 ○○ Var.24 ○○
Var.25 ○○ Var.26 ○○ Var.27 ○○
Var.28 ○○ Var.29 ○○ Var.30 ○○
Aria da capo ○○

タグ : [室内楽曲]

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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番作品95,第14番作品131(弦楽合奏版)
ロベルト・フォレス・ヴェセス指揮/オーヴェルニュ室内管弦楽団
Little Tribeca in Vichy, September 2016
AP152 (P)2016 (C)2017 Little Tribeca (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV OnlineiconApple Music

Apple Musicでの先行試聴です。チャイコフスキーの弦楽セレナーデが演奏も録音も大変良かったので,これも聴いてみました。なお,HMVとTower Recordsは8/10の発売,Amazonでは7/14の発売となっており,Amazonの方が若干早く発売されます。

演奏は期待通り,精緻で緊密なアンサンブルでこの弦楽四重奏曲の名曲を弦楽合奏で綴っていきます。弦楽合奏であることを活かし弦楽四重奏より幅の広い音楽を実現していて聴き応えがあります。曲としては作品131の方が弦楽合奏に向いている気がしますし,実際こちらの方が出来がよいと思います。

録音ですが,残響控え目で各パートを明瞭に質感豊かに捉えている点は良いのですが,前作のチャイコフスキーに比べると音色がやや金属的で自然さに欠けます。平均水準以上ではあると思うので四つ星半評価ですが,音色の面でちょっと納得できないところが残ります。前の録音に戻して欲しいところです。

とはいえ,トータルの出来はなかなか良いと思います。今後,弦楽合奏の名曲を一通り録音してくれることを期待します。(録音はチャイコフスキー同等に戻してぜひ欲しいですね)

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